私は郷里の母の生活を応援するために、竹島クラフトセンターはお休みで浜松にいたが、

教室のスタッフのひろみさんから手織り体験のお客様の写真が送られて来た。

 

二人の女性の手織り作業の写真である

綺麗なコースターが織られている

嬉々として機を織る女性をみて私はいつも思うのだが

機織りは女性が似合う、西陣を始め各地の織物産地では

男性職人が織っている、それも名人技能士である、

人間の限界を超える技能を持って産地の主力になっているが

織る姿を見て楽しそうと言うよりも強さと剛腕を思い出す。

私も他人から見るとそう映っているのかも知れない

 

ここで織っているのは小さなコースターだが

織っている女性は嬉しく楽しく織っている

男性と違って本能から喜んで糸を操っているのである。

年に一度の七夕の出会いに織姫様は彼のために機を織る

やっぱり女性には機織りが似合うのである。

 

織り終わると経糸は切られて最後の房作りも

嬉々として作業が進む、

男性だとそうはいかない、房作りも悲壮感が漂うのである

教える私も教わる男性も真剣一本勝負となる、

「できたー!」

「織れて嬉しいわ」

完成の時には喜びの歓声が上がり共に喜びを共有するが

男性には一人孤独な喜びを感じる、

私の思うところでは、原始の時代から男は共同で狩をし

命をかけて獲物を確保するが、一人死ぬかも知れない孤独感ある。

一方、女性は他の雄から子供の命と生活を集団で守るのである。

 

男性の私が居ない女性だけの嬉々とした教室の雰囲気が羨ましい

ブログとなってしまった。

ひろみさん、綺麗な写真をありがとう。