昨夜の台風は大した被害もなく通過して竹島海岸にも台風の爪痕もなく過ぎた。
しかし強風が吹き荒れて樹木の葉が落ちて公園管理の人も大変でした。
竹島クラフトセンターの棉も海水の飛沫を浴びて塩害で萎れているので
真水で葉を洗う作業をしました。
朝一番で予約のお客様のご来店です。
あそび体験予約サイト[ウラカタ]から申し込みのあったお二人です
三河木綿のフルコースで”綿から糸へ糸から織りへ”の作業が始まりました。

まず日本の綿の伝来地である三河の綿の話から作業が始まりました。
NHK女城主井伊直虎のシーンでも登場した綿繰り機である。
「わー、これは不思議ですね」
「なぜ?、綿と種が分かれるのだろう」

「ふあふあの綿になって出てきたわ」
「そうなんです、この機械を境にして棉の文字が変わるのです」
戦国時代にこの綿繰り機があったとは思えないのですが
この機械を発明した人が居てその後の日本人の人口が増えた
ことを思えば大発明なのである。

次に登場したのがこの糸車である。
「これは見たことがあるよ」
絹糸の生産に使った糸車も影響して各地で各種の型があります
「すごい、綿が糸になってる」

「なぜ?なぜ?なぜ?綿が糸になって繋がってくるの」
この植物で糸が出来ることを発見した人もすごいぞ!
「私でも糸を紡げたなんて信じられない」
出来上がった糸をシャトルに巻きつけて
織機に座って機織りが始まりました。
このへドルを上げたり下げたりすると奇数の糸と偶数の糸が
上がったり下がったりしながら、今から平織りの織物を織って
その中に貴方の紡いだ糸を織り込みます。

やがて、房作りも終えてコースターが出来上がってきました。
「できたー、すごい、作った糸が織物になってる」
「さっきまで綿だったんだよね」

出来上がったコースターを掲げて記念撮影です。
「これ、見てください私の紡いだ糸で作ったコースター」
そうです、自分で選んだ色糸も入って世界で一つの本当の素材から作った純粋クラフトです。
おめでとうございます。