浜松市天竜区の[ヤマタケの蔵]の壬生織り手織り教室に出た。
春を越して初夏のような暖かさの日になったが
教室では生徒さんが手織りの勉強をしている。



前回の教室で経て糸の準備をしていたブルーの千鳥格子が
今日は織られていた。



「早く織らないと夏が来てしまう」

と春夏物のショールを織っている彼女はこのところの
気温の高さに焦っていた。

だが……、気圧の谷が通るとまた冷え込むらしい。

気温も、政治も、経済も、バカに暖い雰囲気だが
これも気のせいなのだろうか、

私達繊維業界は消え去る寸前のお寒い実態である。

TPPと言えば…、日本の繊維業界は沖縄返還時に関税撤廃を
終わってしまっている、

思い起こせばあの当時の私も、日本の繊維技術があれば! と確信していた、

だが、これから他の産業が繊維業者と同じ状態にならなければ良いのだけれど、
などど呟きながら和綿を畑に植える準備を始めた。