
今日の竹島は昨日の暖かさは何処へやら
北西の風に変わって冷たい風が吹いています。
日差しは日ごとに強くなって来ましたが、
まだ春と冬の鬩ぎ合いの気圧配置の日々が
続きます。
TCC・竹島クラフトセンター草木染めサークルが
梅の草木染を始めました。
春の芽が出る直前の梅の枝を剪定し、チップ状態に
細断した物を大鍋で煮出します。(写真)
鍋が煮立って来ると一面に梅の香りが漂う、
みかん染めも蜜柑の木の香りがするのと同じ様に
梅の草木染めも梅の香りがします。
草木染めに使用する植物は沢山ありますが、その多くは
漢方薬の原材料であることは驚きであります。
太古の昔から人間は色を求めるために大変な努力を
してきました。そしてその色を身にまとい飾る為に
いかに多くの時間と労力を掛けて来たことでしょう。
そして、草木染めを身にまとう事はその薬効を
身にまとうことを、古代の人々は知恵として持って
いたのです。
今の現代人が放射能や化学薬品の汚染によるアトピーや癌などに
侵されていますが、何の知恵も知識も知らず危険も知らされず、
利益万能の社会に生きている私も、もっと古代の人の知恵を知る
べきかも知れないと、
草木染めの鍋を覗き込みながら思うのでありました。
続きは次回の草木染めの中継をお楽しみに、