2024年も暮れようとしています。早いですね。年々一年が早く過ぎていく気がします。年齢を重ねるという事は、時間の過ぎる感覚にも関係しているとは良く聞きますが、実感を今しています。
皆様はどんな一年だったでしょうか。我が家は二女が就職、末っ子のバカ息子が浪人脱出をして一段落ついた年でしたのに、親が病院に出入りし始めて、いいのか悪いのかわからないまま暮れていきます。それでも、どうにか年を越せそうです。平凡な毎日に感謝をするべきなのでしょう。
実は、秋に幼馴染が亡くなりました。とはいっても、もう何年もあっていませんでした。彼がステージ4のがんだという事で、彼の同期(
大学は同じだったんですが、学年は一年違う状態になっちゃってました)が連絡を取り合って、私にも彼の情報が入ってくるようになった、たった三年後のことでした。
何年もあっていなかったのに、彼と出会った小学生のキャンプ、中学校で笑って過ごした日々、大学が一緒になり、同じクラブ活動をし、電車で一緒に帰った日々。性別は違いましたが、私と彼は本当に幼馴染、友人でした。お互い勝手に結婚し、お互いの故郷の家族の消息にお互いの気持ちを慮り、けれど密には連絡を取るほどでもなく、けれどふとした瞬間に思い出の中にいました。
訃報が届いたとき、涙は少ししか出ませんでした。けれど彼の実家(もうご家族はいませんが)の前を通り、その後ろにそびえる山を見たとき、彼がいたことを私は忘れないだろう、と思いました。許可を頂いてお花を送らせてもらったら、奥様から優しいお返事をいただきました。明るかった彼が選んだ、かわいらしい明るい方なのだろうと分かる素敵な字でした。
もう、友人がなくなる話が聞こえてくる年齢に差し掛かった私。こうやって好きなことを書ける贅沢があるだけ、私は幸せなのだと思います。飽きるまで書いて、皆様と繋がっていたいと思っています。どうか来年もよろしくお付き合いください。
今年も午後11時45分に一つお話をアップして2024年にお別れをしたいと思います。
皆様も良いお年をお迎えください。
2024年 12月31日 碧玉