仕事しますか?
チャリ乗りますか?


・・・
どっちぃ~も!!

な40代後半親父・・・。

ろーどーきじゅんほーを気にして・・
土曜日に半日休んでみました・・・。

日曜日も休んでみようと思います・・・。

( ̄ー+ ̄)キラーン


で、現在、自転車を整備しなきゃなぁ~って思ったりしているのですが・・・。

今日は少し前に出会ったチャリ旅ダーの若者の話を少し・・・。



その日、私は周回コースを回るのんきなサイクリングをしておりました。

下って~・・登って~・・
下って~・・登って~・・


をしておりましたら、登って~の途中で3人の若者が自転車を止めて休憩中でした。

もう少しで追いこす・・というタイミングで
こんにちはの「こ・・」を出そうとしたその時

「お疲れ様です!早いですね!」

と声をかけてくれました・・・。

折角なので後ろに止まって返事を返します。

「いやぁ・・私は荷物ナシなんで・・・」

そう・・彼らは大きな・・本当に大きな荷物を自転車に縛りつけ、これまた大きなリュックも背負いながら登っているのです。

いくら私の体重が重いといっても、彼らの荷物の重さに比べると・・・

「まだマシ!」・・です。

大学を卒業したばかりで、高知から愛媛に向かい、その後九州へと渡るそうです。

今夜の宿を探しているとのことで、いくつか思いつく宿を伝えました。

折角なので何か飲み物だけでもカンパしようと思ったものの、この日は財布を持っておらず残念でした・・・。

「頑張ってくださいね!」

と、逆に励ましてもらってその場を後にします。

いいなぁ・・チャリ旅かぁ・・・。



そして次の周回・・・。

またまた登りです。

もう足がガクガクし始めています。

先ほどとほぼ同じ場所で今度はクロスとロードの二人組みのチャリ旅ダーと出会います。

「めっちゃ早く登ってきましたね!?地元の方ですか?」

親父「そうですよ!だけどもうヘロヘロなんです・・(笑)」

「僕らはこの登りで心が折れそうです・・(笑)」


親父「今日はどこまで?」

「四万十市の予定です」
「うどんを食べに行きたいお店があって・・」

なぬ?
高知でうどん・・とな?
いやしかし・・まだ距離が残ってるねぇ
もうじき日が暮れるよ・・

親父「じゃあ・・まだ頑張りどころが控えてますね・・」

「そうみたいです・・」
「僕らは遅いので、お先にどうぞ・・」


親父「では・・頑張ってネ!」

「ありがとうございます(×2)」


と言葉を交わして別れます。

ここはまだ坂の半分を登った辺りでしょうか・・・。
そろそろ私の心も折れそうな感じでした。

しかし、時折・・

“ カラ~ン ”

“ カラ~ン、コロ~ン・・ ”

と、音がしていることに気がつきます。

・・・ん?

何の音かいな??

後ろを振り返りますが、一番近いカーブまで約150メートル・・
何も見えません・・。

しかし、その音は間違いなく鳴っています。

ペダルを漕ぎながら音の主を想像します。

さっきの彼らだろう・・。
しかし音が大きくなっている・・。

まさか!?あの大荷物で追いついてくるのか???

「なんちゅう若さやねん・・」

その元気、羨ましいぞ!!


しかし、重い体以外に荷物のない親父、負けてはなりません。


力を振り絞ります。

Garminさまによると・・・斜度は5~7%を行ったり来たりらしいです。

音に追いかけられながらペダルを回します。

トンネルに入ると音が大きく近くに聞こえていますが、振り返る余力がありません。

何とか平均速度を13キロに保って漕ぎ続けます。

音は・・・聞こえる、
少し離れた・・・か、

音は・・・

消えた・・。

ようやく峠に到着して、後ろを振り返ります。
なんとか振り切ってたか・・・。

しかし、数分後・・一人上がってきました。
その大荷物でどんだけ早いんじゃ・・?!

「いやあ・・早いッすね!!」

親父「君こそ早いなぁ・・」

「何とかついて行こうと頑張ってみたんですよ!」
「そしたらあと50メートル位のところまで追いついた時に現れた急坂で、心が折れました・・」


おっと、そんな近くまで迫ってたか・・・
親父「そのカランコロンの音に追われて・・それこそ必死になって登ったよ・・」


「あぁ、僕ら大学生でお金がないんです!だからフライパン持ってて自炊したりします」
「野宿ばっかりしてるんですよ・・(笑)」


親父「でも・・仲の良い友達と走ってると、楽しいでしょ?」
などと、ロードに乗る若者と話し込んでいると、クロスの若者も到着しました。

「ハー、フハー・・追いつける訳ないって!」
「こんなことなら僕もロードで来れば良かったなぁ・・」


親父「君ら・・十分早すぎるって・・(笑)」

この日、私は500mlのお茶以外何も持っておりませんでした。

財布、携帯、カメラ・・・

普段なら全部持って走っているのに・・。

世の中こんなものでしょうか・・・。

話し込むなら飲み物ぐらい・・いや・・
すぐ目の前のラーメン屋で飯くらい食わせてやれよ・・親父・・

と思いながら、あれやこれや話します。

そして、また会えることを約束しつつ別れます。

親父は約束します。

小銭くらいは絶対に持っておこう。
そして、次に彼らに出会ったならば・・

“ ミンチ味噌キムチカツラーメンの大盛り ”

をご馳走しようじゃないか・・!

さあ、次に会うまでには贅肉をそぎ落とし、奴らに負けないスピードを身につけなければ!!

ここまで読んでくださいました方、
「 ありがとうございます 」

本日はこれまでに・・・。