雪が降り、雨が降り、風邪を引く・・・と
連続して自転車に乗れない日々が続きました。

するとこれまで、

「今日も自転車なん?もの好きやね!」
などと言っていた嫁が、

「あれ~ぇ?今日も乗らんでええのん?」

「大事な大事な自転車ちゃうのん?」


と言いはじめました。

まぎれもなくその口調は「 御堂筋君 」

「あわわわ・・」
と言いつつ逃げた・・・私は、

逃走高校補欠 の40代後半親父です。


今日は、「子供+新しいおもちゃ」でよく発生する事例を、40代親父の例で振り返りたいと思います。
(決して熱に浮かされているのではありません。夢でもなかったと思います)

40代親父A(以下A)は風邪を引きました。
少しきつめの風邪で、熱が39℃、咳や鼻水そして頭痛といった諸症状のオンパレードでした。
ベッドから起き上がることもつらく、トイレに行くのさえも大変な状況でありました。
寝室からトイレに行く動線にパソコンを載せたデスクや、自転車の保管スペースがあります。

トイレから戻る道中にどうしても歩くのがつらいタイミングが訪れてしまい、そのデスク辺りで座り込んでしまいました。
その時Aのそばにあったのが、サイクルコンピューター・・・デスクのそばに外して置いていました。
無意識に電源を入れて衛星からの信号を受けようとしたり、表示タイプを切り替えてみたり・・・。
体調がよくなって自転車に乗っている姿を妄想しています。
(ケイデンスや心拍数も把握出来るようになったので、理想的な有酸素運動が出来るんじゃなかろうか・・・?)

そのときAが考えたのは、
「これだけゼーハーゼーハー言ってれば、心拍数もかなり上ってんちゃう? どんだけ~?」

そう、Aは先日ハートレートセンサーなるおもちゃ便利道具も手に入れていたのです。
思考能力も落ちている今、当初の使用目的など考えようはずもありません。

で、腕に巻いて寝室に戻ろうとすると、目敏い嫁の目が光ります。

「そんなもん巻いて自転車乗るん?」

「いやいや、熱と一緒に心拍も計っとこうと思って」
「病院でも心拍数計るじゃろ?」

などと入院が必要なレベルかのように振舞います。

で、ベッドに倒れこみ数分後、測定を開始します。

表示部を上にして水平にしないとボタンを押しても反応してくれません。
必死になって水平になるよう体勢を整えます。
(病人さえ突き動かすおもちゃ探究心の力は絶大です)

で、ピカッピカッと計測し始めました。

え~と・・「ひゃく・・じゅう・・に・・」

おお?
良い感じ?・・なのか? この表現は合ってるか?

で、時々表示をさせて見ていると「90~120」の間を推移しているようです。
この数値の範囲は有 酸素 運動?とか、朦朧としながら考えます。

「これ、痩せるんちゃうん?」


ここから先の内容は、様子を覗きに来た嫁にウヒャウヒャと言いながら売り込んだそうです!

“ あなたも引くだけで簡単に痩せられます! ”

「風邪引きダイエット!」

もう運動なんて必要ない!
寝ているだけで理想の体重に!!



ええ・・今、思い返してみると少しやられていたのかもしれません。


しかし・・・後日体重計の指し示す数字は、自転車に乗るよりはるかに短時間で減量したことを証明していました。


やれるのか!? おい!?
ええ、やりませんけどね・・・。

ここまで読んでくださいました方、
「 ありがとうございます 」

本日はこれまでに・・・