手術の概要 | 卵巣腫瘍[境界悪性]を乗り越える!

卵巣腫瘍[境界悪性]を乗り越える!

2021年6月に卵巣腫瘍が見つかり、2021年8月 開腹手術にて右卵巣+付属器+大網切除。病理検査で「漿粘液性卵巣境界悪性IC1期」と診断。アラフォー独身、経過観察中。日々のあれこれを書いてます。

検査の段階で腫瘍が大きかったので
(約10cm…男性の握り拳くらいでした)
最初から開腹手術一択。

最初の説明では縦に切る予定だったけど
主治医が最後の最後まで考慮して下さり
最終的には向きに開腹、
いわゆる下っ腹の下を20cmほど切りました。

手術はまず術中迅速病理診断をして
腫瘍の悪性度を調べる。
良性の場合→手術終了

境界悪性の場合

 →腫瘍のある右卵巣+付属器+大網切除

悪性の場合

 →転移がないか調べて基本は境界悪性と同じ

 

診断結果が境界悪性だったため

手術は3時間ほどで終了。
もし悪性だったらもっとかかるはずだった。
術後は集中治療室へ。

麻酔は全身麻酔+末梢神経ブロック
鎮痛剤(ロキソニンやイヴ)アレルギーのため
術後に強い鎮痛剤が使えないので、
硬膜外麻酔は未使用。

末梢神経ブロック+PCAで疼痛コントロール。

PCAはPatient Controlled Analgesiaの略で、
自己調節鎮痛法と言います。
ナースコールみたいなボタンを持って、
痛い時は自分でカチッと鎮痛剤を投与します。
過剰投与にならないようにするため、
一度押したら10分間のロックがかかりました。
ぶっちゃけ痛みはほとんど取れなかった。

硬膜外麻酔からの鎮痛は出来ず、

ロキソニンやイブプロフェンといった

メジャーな鎮痛剤の点滴も使用全滅だったため、
おそらく他の方より痛かったはず…

 

集中治療室での一晩が一番辛かったのは

言うまでもありません。