検査の段階で腫瘍が大きかったので
(約10cm…男性の握り拳くらいでした)
最初から開腹手術一択。
最初の説明では縦に切る予定だったけど
主治医が最後の最後まで考慮して下さり
最終的には横向きに開腹、
いわゆる下っ腹の下を20cmほど切りました。
手術はまず術中迅速病理診断をして
腫瘍の悪性度を調べる。
○良性の場合→手術終了
○境界悪性の場合
→腫瘍のある右卵巣+付属器+大網切除
○悪性の場合
→転移がないか調べて基本は境界悪性と同じ
診断結果が境界悪性だったため
手術は3時間ほどで終了。
もし悪性だったらもっとかかるはずだった。
術後は集中治療室へ。
麻酔は全身麻酔+末梢神経ブロック
鎮痛剤(ロキソニンやイヴ)アレルギーのため
術後に強い鎮痛剤が使えないので、
硬膜外麻酔は未使用。
末梢神経ブロック+PCAで疼痛コントロール。
PCAはPatient Controlled Analgesiaの略で、
自己調節鎮痛法と言います。
ナースコールみたいなボタンを持って、
痛い時は自分でカチッと鎮痛剤を投与します。
過剰投与にならないようにするため、
一度押したら10分間のロックがかかりました。
ぶっちゃけ痛みはほとんど取れなかった。
硬膜外麻酔からの鎮痛は出来ず、
ロキソニンやイブプロフェンといった
メジャーな鎮痛剤の点滴も使用全滅だったため、
おそらく他の方より痛かったはず…
集中治療室での一晩が一番辛かったのは
言うまでもありません。