2つ目のデスクとなった中学2年の職員室では、
日本語ブームが到来中です!!


朝、職員室に行けば

私 「早上好!」
 
先生方 「おはようございます!」

…傍から見たら、おかしな光景であることは間違いなしです


授業がない時間が重なったりすると日本語のテキスト片手に
いろいろな質問が飛び交います。
私が一人授業準備にあくせくして、先生方だけで会話をしているときも
日本語についての話題が必ず出てきます。


中国人の英語の先生と生物の先生が

生物 「仕事が多くて疲れます。」
英語 『はい、そうですね。ストレスが高い、いや、多いです。』

って話していたかと思うと、

生物 「お腹がペコペコは…?」

どうやら、お腹がペコペコという言葉の意味が分からなかった様子。
すると、

英語 『お腹がペコペコは~。(朝鮮語:お腹が空いたという意味だと説明している)』
生物 「お腹がペコペコは~。(朝鮮語:違うよ、お腹がいっぱいだよと反論している)」

こんなのが少し続いたのちに、

生物 「花岡先生、お腹がペコペコはどういう意味ですか?」
私   “饿了(お腹が空いた)という意味ですよ。”
英語 『ほらね!もう!彼女は私の言うことを信じません!!』

なんていう会話に発展したりします。
当然この後、職員室中が大笑いです(^o^)


日本語科の教師でもないのに、なぜこれほどまでに日本語に親しんでいるのか。
実は、朝鮮族である先生方は学生時代に日本語を勉強していたのです
それは今の学生のように中学や高校ではもちろん、
彼女たちは大学でも日本語の授業があった世代!!

何年間も学校で勉強していたのだから、現役の学生より日本語の上手な先生がいるのも
ある意味当然なことなんですね。
もちろん、忘れていることも多いけど基礎ができているのでとても積極的に話しています。

日本語科の先生方とはいつも日本語で会話をしますが、
それ以外の先生方とは中国語のみでコミュニケーションをとると思っていた私。
ちゃんと気持ちが伝わるか赴任前は不安でした。

それが今では予想外の状況が嬉しくて楽しくて、ついつい日本語ばかり話してしまいます。
でも、中国語も勉強せねば!!

中国語会話の練習がしたい私と、日本語会話の練習がしたい先生方との
不思議なやり取りは2年間続きそうです