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僕が持っている周遊券では自由席しか座れないので、早くから並んでいたのですが、予想が外れたようです。
7時30分発の北斗4号はガラガラで札幌を発車しました。

今日は、宿泊地である函館へ向まで、少しずつ寄り道しながら向かおうと思います。

登別で下車しました。
道内屈指の温泉場ですが、初めて下り立つ駅です。
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温泉に入るには、駅から少し距離があります。
9時前で路線バスはまだありません。
仕方がないのでタクシーに乗りました。
「登別は景気が良いですよ」と人当たりのいい運転手さんの話を聞きながら15分ぐらい。

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硫黄臭漂う地獄谷に到着です。
近くにはホテルや宿が密集しています。
バスターミナルやタクシー乗り場、お土産屋さんからコンビニまで、想像より栄えていました。

日帰り温泉に入ってのんびり空を見ていると、時間が経つのを忘れます。
それでも次の電車の時間もあるので、1時間ほどで退散。

登別駅に戻って、普通列車で東室蘭に向かいます。
ここでの目的は、駅弁の母恋めしをゲットすること。

U君が確実に食べたいと、わざわざ予約をしてくれていました。
東室蘭では、乗り換えに時間がありません。
駅に着くやいなや、U君は母恋めしが売っているキヨスクへ、そして僕は隣りホームの乗車列めがけてダッシュします。
列車の到着を告げるアナウンスが流れる頃、母恋めしを大事そうに持ったU君が姿を現し、無事にスーパー北斗に乗れました。

車内で食べるのを楽しみにしていたのですが、自由席は混んでいて、座れませんでした。
怖いほど飛ばす振り子特急に45分ほど揺られて、長万部で下車しました。

長万部駅、何をするでも無いのですが、なんとなく降りたくなる駅なんです。
特急を待つ客で待合所は混んでいましたが、急きょ駅員さんが増設してくれたパイプ椅子に座って、母恋めしを開きます。

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ホッキ貝が沢山入った炊き込みご飯のおにぎりにが2つと、薫製たまご、薫製チーズ、漬け物と、どれもとても美味しいんです。
まんべくんのパネルの横で、一気に食べました。
おやつ感覚で気軽に食べられる感もじも良いと思います。

母恋めしを食べたばかりですが、駅前のそば屋さんで、こちらも有名なソバの折り詰めを買いました。

長万部からはキハ40でゆっくり、普通列車の旅となります。
内浦湾を眺めながらソバを食べようかと思っていたのですが、たったの1両で混んでいました。
端っこのロングシートに席を見つけましたが、ここで食べにくいソバのお弁当を開くわけにはいきません。

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眠っているうちに、森に着きました。

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待合室で、ちょっと固まってしまったソバを食べます。

そして森といったら、これも外せません。
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お腹がいっぱいなので、半分こしました。

16時を回って、すっかり夕方の気配になりました。
オレンジ色の駒ヶ岳が綺麗です。


森からも引き続きキハ40で、次は流山温泉へ向かいます。
今度はガラガラでした。
手ぶらだと空いています。

ちょうど一年前に来たばかりの流山温泉駅に到着。
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歩いてすぐの、流山温泉に入ります。
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好きでよく来る流山温泉ですが、いつの間にか水・木が定休日になっていました。
今日は火曜日。危なかったです。

本日二度目の温泉を満喫して、函館に着いたのが20時近く。
海が近いせいか、頬に当たる風が冷たくて、厳しかったです。

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ツゥルツゥルの歩道を恐る恐る歩いて、昨年と同じ居酒屋に入りました。
昨日の札幌はラーメンで済ませてしまったので、今回はと北海道らしいものをと色々食べました。
特にホッケとシシャモが美味しかったです。

来たばかりな感じですが、北海道で迎える最後の夜。
もう明日は帰る日です。

最終日は、存続が危ぶまれる未乗の路線に乗りに行きます。

つづく(石)