野球の話をすると愚痴しか出て来ない気がするので、今日は僕が一番行っているラーメン屋さんを。

横浜市南区にある「ぺーぱん」というお店です。

その味に取りつかれて、もう15年ぐらい通っています。

表題の通り、旭川ラーメンのお店で「ぺーぱん」とはアイヌ語で「綺麗な水が流れる川」という意味があるのだとか。
なるほど旭川周辺の地図を見てみると「米飯(ぺーぱん)川」というのがあります。


旭川の有名店「天金」で修行されたという、気さくで元気なおかみさん。
その笑顔にいつも癒されています。

何年か前、旭川に行ったついでに、その天金に寄った事があるのですが、さすがはぺーぱんの産みの親だと、とても感動しました。
天金でぺーぱんの話、して来れば良かったかな。


先日も友人と行って来ました。
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基本となる正油ラーメン(700円)です。
動物系のダシにラードが効いていて、正油の香りも立つのでインパクトがあります。
でいて、しつこくないのが特徴です。
北海道から取り寄せているという中太の麺とも相性がいいので、一杯サラッと行けちゃいます。

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こちらは僕が注文した、塩野菜ラーメン(850円)です。
塩なのでダシの味が生きるのですが、野菜炒めが乗ることで味に深みが出ます。


「この日は」スープも麺も絶好調で、美味しく戴きました…

そう、この日は…


そうなんです。
最近様子がおかしいのです。

どんぶりを目の前にした瞬間、いつもとは違う臭みを感じることがあるのです。
最初は「まあこんな日もあるさ」程度で済ませていたのですが、その後も何回かに一度、同じようなことがありました。

臭みは無くても、スープにいつものパンチが無かったり、麺の茹で加減がおかしかったり…

あの頃のぺーぱんのラーメンに会えるかどうかは、行ってみないと分からない状態なのです。

こうなると、今まであまり気にしなかったコスパ面も目に付いて来ます。
何年か前までは、もう100円ずつ安かったのですが…
同じ金額を出せば、美味しいラーメンが食べられる新参のお店が、この界隈だけでも沢山あるのです。

ガラガラの店内が、それを証明してしまっているようで…


「ちょっと今日のラーメン、おかしくないかい?」と提言しようかと、よっぽど考えました。
でも、他にも一応お客さんがいるし、大きなお世話って可能性もあるし、第一自分の舌がおかしいのかも知れません。
なかなか言いづらいものです。

なんだか、ぺーぱんを悪く言ってしまって心が苦しい…
このブログを読んで下さっている方々には、ぺーぱんは悪い店と思われてしまう…

なので僕からは、
「インパクトの中にも優しさを感じる、正統派のラーメンです。これは他ではなかなか味わう事はできません。旭川のラーメンってこんなに美味しんだと、きっと感動されるに違いないでしょう。ただ、今は、たまーにハズレの日があります。」と、おすすめしておきます(^_^;)


根強いファンの多いお店です。
今だけ。きっと大丈夫と信じています。

ラーメン本などにもよく登場するお店なので、機会があれば是非チェックしてみて下さいね。(石)