今宵も送るChatGPTとの共作昔話第6弾w
何となくどこかで聞いたような話ばかりですが、それはきっと気のせいですw
第十六夜 『生類憐みの令』 ChatGPT作 Take原案及び修正
(著者注)
タイトルは皮肉を込めて付けただけで、かの有名な犬公方とは1ミリも関係ございませんw
第一幕 動物愛護運動の始まりw
ある日のこと。
城下の悪ガキどもが、野良犬を追い回し、石を投げつけ、ついには殺してしまう事件が発生した。
これを見た町人たちは色めき立つ。
「やだぁ ワンちゃんカワイソー!」
「何て非道いことを・・・ 犬にだって命はあるんだ!」
瓦版屋がこれを聞きつけ、翌日には城下に号外がばら撒かれる。
【悲報】「ワンちゃん虐待! 悪童どもに天罰を!」
町人衆の声は日に日に膨らみ、お上も抗しきれず、ついに動いた。
そして、新たなお触れが高らかに読み上げられる。
「これより、動物をむやみに殺生したる者は、死罪に処す!」
こうして"動物愛護"の精神から天下の名法! 「生類憐みの令」が施行されたのであるw
第二幕 森のクマさんw
数年後、山奥の寒村に、人食い熊が現れた。
畑を荒らし、家を壊し、村人を食らうこと十数人。
村長は慌ててマタギを呼び出した。
「頼む! 助けてくれっ! このままでは村が滅びてしまう!」
勇敢なマタギは銃を構え、命がけで熊を射殺。
こうして村は救われ、村人たちは涙ながらに感謝した。
だが現場の惨状を知らない城下に話が伝わると……
「やだぁ 森のクマさんカワイソー!」
「眠り薬を塗った矢で眠らせて、山奥へ返せばよかったものを・・・」
さらには瓦版も大騒ぎ。
【悲報】「山奥の村で森のクマさん惨殺劇! 残酷なマタギに法の制裁をっ!」
そしてとうとう村長も
「確かにワシは村を救ってくれとは頼んだが、熊を殺せとまでは言ってないわい」
と、しつこい瓦版屋の取材攻勢から逃れるため、ひたすら保身に走る始末。
哀れ、村長からもハシゴを外されてしまったマタギは、
「生類憐みの令」違反の罪に問われ、ついに処刑されてしまったw
第三幕 動物大暴走w
さらに月日は流れ・・・
相次ぐ気象の異変で木の実も川魚も減り、腹を空かせた熊や猿や猪が次々と人里へ降りてきた。
「キャアアア!」
「助けてくれぇ!」
各地の町や村で悲鳴があがり、農作物は食い荒らされ、死人も続出。
たまりかねた民衆は役所へ押しかけ、口々に叫ぶ。
「ええいっ! お上はいったい何をしておるっ!」
「あの畜生どものせいで、オレたちは食われ放題だ!」
いかにも暴動前夜の様相に、役人たちは真っ青になり、ついにマタギの長の元を訪れた。
「頼むっ! この通りだっ どうか熊を退治してくれ!」
だがマタギの長は明らかに不快そうに腕を組み、鼻で笑った。
「ほう たしか前に仲間が命がけで熊を倒したら、お上は容赦なく死罪にしたっけかのぅ・・・
うっかりお主らの口車に乗ってまた打ち首にされちゃかなわんから 我々はあくまで法を守るっ!
さあ 分かったらとっとと帰った帰った・・・」
手下のマタギたちも声を揃える。
「そうだそうだ! 軍や同心たちも鉄砲くらい持ってるだろう? 今度は自分たちでどうにかしろ」
こうしてマタギは誰一人協力せず、村々はただただ被害が拡大し、民衆の怨嗟は空へこだました。
結び
かくして天下の名法「生類憐みの令」は、かわいそうな動物たちを救い、
代わりに大勢の人々を地獄の縁へと追い込んだw
そして瓦版の見出しは今日も賑やかだ。
【超絶悲報!】「今日もみ~んなカワイソー! 明日は誰が死罪になるか?」
第十七夜 『シャボン玉飛んだ♪』 ChatGPT作 Take原案及び修正
第一幕 カブの高騰w
昨日まで1個1G程度の格安値で取引されていたスープのお供のカブが、
ある日を境に2G、3G、5G・・・と八百屋での店頭価格が大きくハネ上がった。
庶民はみな嘆いた。
「もうこれじゃカブのスープも高嶺の花で、おちおち飲めん!」
だがカブ農家や仲買人は笑いが止まらない。
こうして野菜市場はたちまちカブ一色に塗り替えられた。
第二幕 民衆の狂乱・・・
これに便乗した政府と両替商は商機とばかり「新兄さん」なる商品を売り出した。
「口座に預けっぱなしのご預金をカブに投じて、大事な資産を倍増させましょう!」
人々は雪崩を打って飛びついた。
昨日まで1個10Gで買った者が、今日には20Gの利益を手にしていた。
「これで借金が返せる!」と叫ぶ者、
「家の資産を全部、換金してカブに突っ込め!」と市場へ走る者、
「隣の家が儲けたなら我が家も!」と耕すのを止め田畑を売ってカブに突っ込む者。
やがて街は異様な熱気に包まれた。
八百屋だけじゃなく、肉屋も魚屋も仕入れそっちのけで「カブ!カブ!」と叫び、
パブやブックメーカーでは「明日のカブ式相場はどこまで上がるか」で賭けが行われ、
坊主まで法事の説法そっちのけで「どのカブが一番儲かるか?」と檀家に相談する始末w
さらに強欲な者は、儲けたあぶく銭で再びカブを買い占めた。
「50Gで買ったカブが100Gになったぞ!
倍になったその金全部突っ込んで、またカブを買えば……
これはもう倍プッシュの無限ループじゃああぁぁぁっ!」
その目は血走ってすっかり正気を失い、家族の声も仕事も、すべてを捨ててカブに走る。
まるで街全体が熱病に取り憑かれたようだった。
第三幕 靴磨きの少年
ある日、金持ちの紳士が街を歩いていた。
道端で靴を磨く少年に声をかけ、磨いてもらう間、何気なく世間話を始めた。
靴磨きの少年は胸を張ってこう言った。
「旦那 オレ、この前靴磨きで貯めたお金を全額カブに突っ込んだんス!
結果100Gで買ったカブが3日で倍増っ! もうウハウハッス!
当然儲けた金は全部カブに再投資っ! 今、倍プッシュが熱いッス!」
少年の話を聞いていた紳士の顔色はみるみる青ざめていく。
彼は磨き終わった靴を慌てて履き直し、近くに停めてあった馬車に飛び乗ると、
手綱を握っていた召使に向かって、血相を変え、こう叫んだ。
「オイッ! 今すぐ手持ちのカブを全て売れっ!」
「えっ 旦那様 何でですか? まだまだカブはガンガン上がりますよっ!」
「いいから手遅れになる前に全部売れっ!! 可及的速やかに全てだっ!」
その日の夕暮れ、街角では楽師がアコーディオンを手に童謡を奏でていた。
♪ シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで・・・ ♪
(著者コメント)
かつてとある賢者は言った。「タイヤキの頭と尾っぽは捨てておけ」とw
どうかこの未来ある靴磨きの少年に幸多からんことを・・・w
第十八夜 『給金払いたくないでござるw』 ChatGPT作 Take原案及び修正
第一幕 ひらめきの瞬間w
とある繁盛する商家の話。
番頭ひとり、手代ふたり、丁稚ふたりの五人で切り盛りしていた。
ある日、丁稚のひとりが風邪を引いて休んだ。
残った四人は目の回る忙しさながら、力を合わせて何とか一日を乗り切った。
それを見た店主はニヤリ。
「ほほぅ……店は四人でも充分回るではないか!
給金が一人分浮けば、ワシの懐はホクホクじゃ!」
翌月、風邪をひいた丁稚は暇を出され、四人体制に。
第二幕 続く耐久バトルw
しかし四人では中堅の手代の負担が爆増し、ついにひとりが過労でぶっ倒れた。
それでもなお、残された三人は涙ぐましい連携で、店を何とか回した。
それを見た店主、再びニヤリ。
「なぁんだ 三人でも充分回るではないか!
これで手代の高い給金までも浮いたぞ、こりゃあ笑いが止まらんわい!」
こうして次月には、番頭ひとり、手代ひとり、丁稚ひとりの三人体制に縮小w
第三幕 崩壊の予兆w
だがさすがにこれには従業員一同ブチ切れた。
このままでは殺されてしまうと、番頭と手代はこぞって逃げるように退職。
結果、残ったのは、不本意ながらも様々な死線をくぐり抜けた経験豊かな丁稚がひとり。
店主はほくそ笑む。
「昇進おめでとう! 今日からお主が番頭じゃ!」
とはいえ、さすがににわか番頭ひとりでは店は回らぬことぐらい店主も理解はしている。
「はて? 安い給金でこき使える優秀な手代を引っ張ってこなきゃならんのう・・・」
第四幕 タイ・・・ゲフンゲフン 怪しい臨時雇いw
そこへ転がり込んできた一枚の怪しいチラシ。
「時間臨時雇い」
その上には何やら読み方の分からぬ横文字のルビが振ってあったが意味不明w
とは言え、この漢字の説明だけで言いたいことは充分分かる。
「おおっ まさしくこれじゃっ!」
店主は目を輝かせた。
「まあ 臨時雇いだろうが何だろうが雇うのは同じ人間。目も口も手足も付いてるだろうし、
何より給金が安い。」
かくして、かつての人気店舗から熟練の番頭や手代は消え、にわか番頭となった元丁稚の責任者と、
いかにも人相の悪いゴロツキみたいな臨時雇い数名からなる魔窟のようなお店が爆誕したw
第五幕 無法地帯と化した商家w
ゴロツキ臨時雇いたちが支配する店は、あっという間に無法地帯と化した。
真っ昼間から酒と煙草の臭いが充満し、店の奥では花札とチンチロの賭場が盛大に御開帳w
一部は怪しげな薬を吸ってはラリって、うっかり以前の感覚で来店したお客に向かって怒鳴り散らす。
あまりのことに苦情を言いに来た客が店主を訪ねるころには、肝心の店員はもういない。
「○○? 誰それ? しょせんオレらは臨時雇いだし、今頃は別の店で働いてんじゃねーの?」
こうして、まともな客は誰も寄りつかなくなり、店の商品も金庫の金も、
不思議と日ごとに目減りしていった。
第六幕 お店はいったい誰のもの?
やがて臨時雇いのゴロツキどもは、勝手気ままに振る舞うようになった。
「オイ 今日も元気に賭場を開帳するぞっ!」
「一見さんからじゃんじゃんカネを巻き上げろっ!」
見るからに怪しげな風体の荒くれ者が、昼間から酒とクスリを煽って気勢を上げる。
元丁稚のにわか番頭も当の昔に店から逃げ出してしまった。
店主が見かねて何か口を出そうとすると、背中に抱き鯉の刺青をしたヤクザ者がギロリと睨み凄む。
「あん? ここはもう俺たちのシマだ。あんたは店の奥で大人しく帳簿でも眺めてな」
表の看板にはいまだ「○○屋」と書かれているが、店の中ではサイコロと花札の音が響き、
商品棚は空っぽ、客足は途絶え、金庫はすっからかんw
店主は奥座敷で頭を抱え、つぶやく。
「ワシはただ給金払いたくなかっただけなのに…… 何でこんなことに……?」
だが、店主の声はもはや誰の耳にも届かない。店はもう完全に乗っ取られていた。
(著者コメント)
たしかに人件費カットは全経営者の至上命題ではあるが・・・ まあ 程々にw