映画『モンスター』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『モンスター』

原題:Monster  -愛した故に重ねた罪のモンスター-
Monster (2003) シャーリズ・セロン

実在のストリートガールで女性連続殺人犯(1986年)となったアイリーン(シャーリズ・セロン)と同性愛者の少女セルビー(クリスティナ・リッチ)の、哀しい愛の行方の物語。アイリーンは家庭の境遇から生きる術をなくし13歳から道端に立つ生活、残った家族のために働くも理解はされず、各地を転々と流れ、疲れ果て、死のうとした時、セルビーと出会い愛し合ってしまう。堅気の世界へ行こうとするが社会はそれを許してはくれない、理解者もなく更正の道は閉ざされ、道端に立つ商売に戻ってしまう。そして、1人の客を撃ち殺してしまったことをきっかけに連続殺人犯となる。・・・元はいい人だったはずの彼女も・・やがて罪の意識に怯えながらも歯止めは利かない。なにが彼女をそうしたか。・・・シャーリズ・セロンはこの作品で主演女優賞を獲得したわけだが・・どちらかというと共演のクリスティナ・リッチのほうが光っているようにも思えた。いかにもホントのワルは私ですと言わんばかりの好演ではないか・・・。(11/23wowow)   http://www.gaga.ne.jp/monster/index2.htm