さて。

 

先日「お別れ」をしたアルファロメオ・ミトですが、やっと注文していた「アバルトF595」が納車されました(*´▽`*)

 

 

 

 

 

 

アバルトF595。ノーマルのフィアット500の1200cc・69馬力のエンジンから、1400cc・165馬力のターボエンジンへと変わっています。アバルト695シリーズは1400cc・185馬力までカリカリにチューンされてますが。

 

アバルトを買うにあたって、アバルト695コンペティツィオーネを敬遠したのは実は「シフトレバー(ATセレクター)がないこと」でした(笑) ATセレクターがないので、パドルシフトのみ。さすがにシフトレバーがないのは少し違和感があって。

あと値段高すぎですね。車両本体価格で500万オーバーはちょっとさすがに・・・(;´・ω・)

 

外観。さすがにモデル末期のF595。最終モデルはかなり各部グレードダウンされています(;´・ω・) フロントリップやドアミラーの差し色は廃止され黒一色になり、ドアハンドルやリアナンバー灯のパネル、フロントオーナメントのメッキが廃止され、つや消し黒のプラスチックになってます。

ヘッドランプもハロゲンバルブとなり、またドライビングランプもLEDから普通のバルブ式となってます。

内装では、足元のアクセル・ブレーキ・クラッチがアルミペダルからゴム製になってます。全体的に「安普請」になっている印象は正直否めないです(;´・ω・)。まぁそれらネガ要素を打ち消す魅力は充分あり、ですが。

 

ディーラーにて、ちょっとした引き渡し式(?)と、クルマのブリーフィング。なんか、ここんとこアバルトに乗って国道4号線でエンストかます夢ばかり見ていたので、乗り出すのに一抹の不安がありました(笑) MT車自体は今でも実家のワゴンRがMTなので、運転にはさすがに問題はなかったです。ただ慣れないのでそこそこの緊張感はありましたが・・・

 

 

でだ。

 

 

 

 

 

  

乗ってみての感想。

 

「ドアが大きくて重い」とは言われますが、アルファロメオ・ミトもそうでしたので、むしろ逆にペコパコと安っぽくて軽い感じを受けました。まあドアが大きいことは確かなので、隣のクルマへの「ドアパンチ」には引き続き要警戒です。

細かい事ですが、パワーウィンドーのスイッチがシフトレバー下、エアコンスイッチの当たりにあり少々戸惑います。ここは普通にドアにスイッチを付けて欲しかったところ。

 

シートポジション調整は、前のアルファロメオ・ミトよりは案外簡単に決まってくれました。ただシートリフターのレバーがシート左側にあり、サイドブレーキのレバーと間違ってしまいます(笑)

後席は確かに狭いです。しかし大人が乗れないことはないです。しかしボクの生活上、ほとんど後席に他人を乗せることはないでしょう。トランクルームも狭いですが、まぁリアシートを倒せばタイヤ4本は入ります。

 

エンジンを掛ける。よく「爆音」「近所迷惑」と世間で喧伝されるマルミッタ・アバルト、じゃなくて「レコルトモンツァ」マフラーですが、確かに普通のクルマよりはゲロゲロ、ドロドロ・・・と不穏なアイドリング音ですが、それほど近所迷惑とまでは行かないレベルかと。室内から聞こえるエンジン音もさほどではなく、案外静かです。ただアイドリングのバラツキは気になりますが(アイドリングの途中でプスン、って止まるんじゃないかというほどバラツキはあります)。スポーツモード(サソリマークのボタンをポチッとな)にするとさらにゲロゲロ音は高まります。

エンジンはターボの効きが良く、トルクフルでよく走ってくれます。足回りの固さもそれほど問題ではなく、よく言われる「乗り心地が悪い」とか「長距離運転には不適」という感じもなかったです。

 

よく「回転範囲はアルファード並み」と言われる「小回りが利かない」感じはまだわかりません。もう少しお付き合いしてみてからかな、と。前のアルファロメオ・ミトも意外と小回りが利かないクルマでしたので、慣れの問題なのかな、と。

クラッチペダルはかなり重いですが、ふだんMTに乗り慣れているのでそれほど問題はありません。シフトレバーのアルミノブがデカいのでギョッとしますが、使い勝手は意外といいです。ギアシフトもストロークは長めですが、コクコクっと小気味よく決まってくれます。

 

余談ですが、セミATだった前のアルファロメオ・ミトからの乗り換えのためか、なぜかバックギアに入れるときにクラッチを踏み忘れシフトして「ガリッ」とやってしまいます。悪い癖は直さないとね(笑)

 

そして、このクルマ最大の問題と言えば、「ペダルの配置」。右ハンドル車化の弊害とは言われていますが、右足を真下に下ろすとペダルが何もなく、アクセルペダルやブレーキペダルは左側にそれぞれオフセットされています。パニック時に間違って床を空踏みしそうです。また、ペダルの形状のせいか、ペダルが滑り何回も踏みなおしすることが多いです。ペダル配置は慣れるしかないですが、ペダルは別売のパーツを後で買って装着する必要があるな、と。

 

 

内装面。オール液晶のデジテルメーターは好き嫌いが分かれそうですね。日本語表記がいちいちうるさい気もしますが、これも慣れの問題でしょう。右ハンドル化のために、取って付けたような、タクシーの料金メーターみたいなブーストメーターが変な位置になってしまっているのはご愛敬、といいたいですが、少し視界に入って紛らわしいな、と(笑) 

 

あと問題、といえば些末な問題ですが、オートヘッドライト機能が付いてはいるのですが、これ「手動でライトが消せない」仕様で、例えば夜にエンジンは掛けたままライトを消す、ということが出来ません。また、オートライトが消えるのにも時間がかかり、暗闇から明るいところに出てからライトが消えるまで10~20秒かかるという(笑) ヘッドランプの「暗さ」はイタリア車特有のようなので後日要点検です。

 

あとスモールランプのみで走行が出来ないのは前のミトでもそうでしたので、これも慣れの問題かな。

ライト、といえば今回からデイタイムランプの付いたクルマを初めて乗るのですが、仕様変更によりデイタイムランプが白色のLEDではなくて、普通の電球色のバルブ。ちとカッコが悪い。これはいずれLED球に交換が必要かな。

 

標準仕様のスマホ連動のダッシュパネルは取り外し、社外品のカーナビを装備しました。これは笑い話なのですが、ボクはそもそもスマホでは音楽を聴かない人なので、標準仕様だと「CDが聴けない」ので、CDを聴くためにわざわざカーナビを付ける羽目に(笑) 標準でCDプレーヤーくらい残してくれよ、って話ですが・・・まぁいい。

 

余談ですが、各部の「差し色」が廃止されたので、ホワイト車だと余計にのぺっとした印象ですね。もう少し乗ったら、各部のアクセントにステッカーなんかを貼ってやりたいところ。ネットを見るといろいろステッカーが売っていますし。これは様子見。

 

いよいよ始まったアバルトとの生活。サソリの居る生活。よろしくお願いします。

 

 

 

では股に手。