君が夢を語る目の輝きが好きさ 誰もが失くした純粋な心 Love Hurt

愛は壊れやすく見えにくいものさ 君の優しい笑顔 俺に教えてくれた Love Hurt

 

悩み続けないで 心のドアを開けて 素直に見つめることが きっと素敵なことだから

 

きっと

 

君の悲しむ姿 とても見てられない 今夜は俺が君を抱きしめる番さ Love Hurt

 

君の笑顔に会いたい 汚れ一つない 君の愛のハート 今すぐ会って抱きしめたい

 

あこがれのLove Hurt いつまでも君と過ごしたい

汚れなきLove Hurt 純粋な笑顔のLove Hurt

 

Love Hurt

 

(──「Love Hurt」 詞:柴山俊之 曲:花田裕之)
 

 ※最近のライブの様子 → http://www.youtube.com/watch?v=eEFEoj0V40I


 

 はぃどーもこんばんわぁぁ。何やら世界一の(だった?)自動車メーカー「GM」こと「ゼネラルモータース」もいよいよ経営破たん寸前のようです。クライスラー、サーブ、オペル・・・と、由緒ある自動車ブランドが次々消えていく・・・。いよいよ世界経済はお先真っ暗ですね。逆に一時破たんしかかったイタリアのフィアットはここにきて持ち直したようです。アルファロメオも一時GMに吸収されかけたのですが、今にしてみれば危なかったですね。


 

 閑話休題。さて。


 

 今聴いているのは、久々に花田さんのソロ。何だかんだでもう14年前のCD「Rock'n'Roll Gypsies」。花田さんの5枚目のアルバムです。

 

 布袋寅泰プロデュースの明るいポップな1st「リフ・ラフ」。

 一転観念的、陰鬱で退廃ムードの2nd「My Life」。

 さらに一転、おおらかで開放的、適度にラフな3rd「All or Nothing」。

 再び布袋プロデュース、デジタル打ち込み系で賛否両論の4th「Open your Eyes」。

 

 ・・・花田さんの人となりを表す言葉として「流れ」というのがふさわしい、とも思いますが、正直アルバム一つとっても、どことなく流れてる、流されてる。そんな感じすらあって、後期ルースターズのような、ぶっきらぼうでクール、スリリング、というにはほど遠いアルバム群。

 

 そんななか、リリースされたのがコレ。たばこをくわえた花田さんのジャケ写のインナーと、ケースにペタっとステッカーを貼っただけのシンプルなCD。ペタっと貼られたシールには”100回聴いても満足保証”の文字。何よりも気になったのが、「Rock'n'Roll Gypsies are ~ 」というジャケ写裏のクレジット。そう、アルバムタイトルでもあり、バンド名でもある書き方。しかもだ! ベース:井上トミオ(「富雄」ではなく、カタカナ表記)、ドラムス:池畑潤二という鉄壁リズム隊に加え、ギター:下山淳! ルースターズOB勢ぞろい!


 

 何せ、当時は後期ルースターズの解散の原因が花田・下山の人間的な対立、という噂すらあって、実際二人が競演はまずない、と言われてたり。さすがにルースターズ解散から7年も経てばさすがにお互いが見えてきた、というか、一旦離れてたからこそ、花田・下山の黄金コンビが鈍く光り輝いてきた、というか・・・。

 

 やっと、花田らしいアルバムに仕上がった、という印象。やはり持つべきものは友。気心知れたメンツと気楽なセッションでもしているような、それでいてしっかりと形が出来ている、というか。

 

 ちなみに。この頃は、大江慎也は完全に病に伏し、音楽界からフェードアウトしており、花田さんらでも音信が途絶えていた、とのこと。一曲目「Love Hurt」に歌われる「君」とは大江慎也のことでは? 連絡の取れない大江へのメッセージ、と穿った見方もしてみたり。いやー渋いアルバムですね。

 

 ちなみに。


 ↑コレはほぼ同時に4曲入りマキシシングルとしてリリースされたモノ。他には初期ルースターズ時代の名曲「ロージー」や、後期ルースターズのナンバー「鉄橋の下で」などもライブ音源で収録されてます。

 

 バーボン片手に、たばこくゆらせながらゆったりと聴くのにふさわしいアルバムですo(^▽^)o


 

 でわ。股。


 

 ※「鉄橋の下で」 のライブ音源。→ http://www.youtube.com/watch?v=5zWieMqxueM