はぃどーもこんばんわぁぁ。いよいよ3月も大詰め。新年度に向けて、また年度末の仕事も大詰めを迎えてバタバタ忙しい毎日が続いております。
さて。
先日、またもや歯の治療で盛岡に逝ってまいりました。そのついでの旧道散策。今回は本当に短い区間、そしてあまり面白味のない区間の紹介です。
場所はココ。この近辺は人家もなく寂しい区間です。付近では「簗川ダム」とその付け替え道路の工事が急ピッチで行われています。おそらくはいずれ湖底に沈み往く場所かと思われます。
昭和46年竣工の「天滝(あまたき)橋」。妙に美しい橋の名です。この頃に旧道化し、橋が架かる以前はここから簗川に沿って山側を通っていたようです。
橋の手前から山側へ向かいます。落ち葉が堆積したフカフカの道。当時は砂利道だったと思われます。夏場はおそらく藪に覆われていて散策は難しいでしょうね(笑)。
見てのとおり。もはや車道だった面影はあまりないです。ただし電柱が旧道に沿っていくつも並んでいますので、電線の整備のための小道としては使っているのでしょうね。遠くから見ると、当時の道の土台としての石垣が残ってはいます。見てのとおり信じられないぐらい川のそばを通っています。路肩からクルマが外れると一発で川にドボンです(笑)。対向車との離合に失敗してもやはりドボン。夜に道をロストすればやはりドボン。スリリングな道ですねー( ゚ ▽ ゚ ;)。
川面との高低差はこれだけです。川が氾濫でもしたら一発で通行止めですね。唯一石垣以外の構造物(?)として「土管」がありました。排水用、でしょうか?
山側は厳しいガケっぷち。当時ものでしょうか? 一応法面保護のネットらしきモノが残ってはいました。
ある程度進んだところで来た道を振り返る。至るところに落石があり非常に危険です(苦笑)。
この辺に来ると不自然に道路が盛り上がっています。どうやら立ち入らないように人為的に盛り土で道を塞いだようですね。それにしても、標識はおろかガードレールすら残っていませんねー。なんつーか、面白味にかけます。
旧道の終点。一旦現道を横切り、現在は駐車帯となっている場所を通ってまたすぐに現道に吸収され旧道は終わります。この先には「落合トンネル」があり、そこにも旧道がありますが、ダム工事関係者の車両駐車場または資材置き場となっているので散策はちと無理でした。
それにしても。
同じ頃に廃道化したと思われる川井村の大峠近辺や達曽部付近には結構現役当時の遺構が残されているのに対し、盛岡市側の旧道はここ以外でもガードレールや標識の類はまったく見当たりません。完膚なきまでに廃道化されています。やはり盛岡だけにガードレール等の撤去にかける予算があるためなんでしょうか。逆に言えば川井村はお金がないので撤去に予算がかけられずに放置されているだけかもしれません(笑)。
いずれは湖底に沈み往く旧道。現在走行している国道もまたいずれは旧道化し、湖底に沈んでしまいます。今この写真もいずれは見られない風景となるのかと思うとちょいと感慨深いモノがありますね。
ところで。
最初に「天滝橋」という名前を書きましたが・・・
「天滝」ってドコにあるの? まさか・・・
このちんまりした滝のことではあるまいな(笑)。
と、いうワケで非常にマイナーな旧道散策でした。
でわ。股(ノ´▽`)ノ