アロマテラピーに使用する「精油」の多くは、水蒸気蒸留法という方法でつくられます。
レッスンという形でアロマテラピーをお伝えするようになって数年。
これまでずぅ~っと、
蒸留器を買っても活用出来ないのではないかという気持ちと
生徒さまに蒸留をお見せして一緒に蒸留水の香りを楽しみたいという気持ち
の葛藤がありました
先日いとこから、おばの家で取れたゆずを送ってくれると連絡が来まして、
「まきちゃんの講座で何か使えないか?」とのことだったので、
それならと、スルッと蒸留器を買ってしまいました
ゆずが届く前に、まずは取り寄せて置いた宮崎の柑橘「へべす」で試しに蒸留。
はじめてのおうちでの蒸留。。。
果皮の入れすぎなのか、キャンドルの火力が弱いのか、
すごくぶくぶくいって、水蒸気でまくりを想像していたのですが、
小さいハーブウォーターメーカーだからか地味です笑
静かですが蒸留水は着実に、ほんとに着実にたまっています。
水蒸気を冷やす氷が不足しないよう
蒸留中ずっと冷蔵室の氷の在庫が気になって仕方がなかったです。
一番水面上部、30mlと書いてあるあたりの透明な層がへべすの「精油」です。
へべす3つでこれだけ取れました笑
いかに、精油というものが貴重なのか、芳香成分が濃いものなのかわかります
蒸留した「へべす」とは。。。宮崎の特産品の「幻の柑橘」です。
見た目はライムやすだちに似ていますが、
香りは青みかんよりの爽やかさです。
へべすを知ったのは、AEAJのアロマ大学和精油学科にて、
果実と精油をいただいたことがきっかけでした。
和精油アロマコロン作りなどでも人気なへべすでしたので
蒸留水でもいい香りになるのか試してみたくて今回チャレンジでした
蒸留後の皮もお風呂にいれて楽しみました
かんきつの香り成分は分子が小さいため、
皮膚を刺激し、ピリピリ痛くなるという方もいらっしゃいます。
(精油を使ったアロマバスも同様です)
ゆず湯がピリピリ痛いという方は、皮はお風呂に入れずに、
干してピールとしてうどんにいれるなどお楽しみいただけます
いとこ経由でもらったゆずも蒸留。
へべすはグリーンでさわやかな柑橘でしたが、
ゆずは爽やかで甘い香りで、ホッとします
蒸留水は柚子のほうが香りがいいかな。
よだれが垂れそうないい香りが致しました
ゆずは1.3kgもいただいたので、全部蒸留する前に悪くなってしまうと思い、
残りはゆず酒に
ゆず酒が美味しくできたら担いで持っていくので、
一緒に飲もうねといとこに連絡しました
ハーブウォーターメーカーにご関心のある方へ
これから蒸留水も皆様と一緒に楽しんでいこうと思います
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター、アロマブレンドデザイナー
JAMHA認定ハーバルセラピスト
片見 真希