コロナの感染状況が不安な中、
比較的働き世代の若い方々は重症化しないという傾向もありつつ、
一方で、回復された後も後遺症として嗅覚障害や味覚障害に悩まれている方もいらっしゃいます。
わたしの親しい友人の中にもコロナに感染されたという方がいらっしゃいました。
その方が密かに、実は感染して。。。と打ち明けてくれ、
以前差し上げたわたしのブレンド精油をくんくんしても全くわからないとのことでした。
今年の3月頃、朝日新聞にて、鼻科学、嗅覚医学が専門のお医者さまが、
『バラなどのアロマを嗅ぐことで、嗅神経の再生を促す治療が効果を上げている』
と仰っていた記事を思い出しました。
(有料会員記事のため内容をこちらには貼れませんが、2021/3/4付けの記事です。)
以下、近藤健二先生のお言葉を引用させていただきます。
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コロナの場合は、ウイルス感染で嗅神経が傷つく「神経性」障害が主に考えられます。
現時点では半年後も5%ほどの患者に後遺症があると報告されていますが、
嗅神経は、人間の体では数少ない再生する神経です。
バラなどのアロマをかぎ、神経の再生を促す治療が効果を上げています。
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コロナ以前に、わたしのお客さまでも入院を要する手術をされた方で、
その後遺症として嗅覚障害・味覚障害が出た方がいらっしゃいました。
当時、その方にローズマリーの香りをペンダントにつけて毎日嗅いでみるようオススメしたところ、
1か月ほどで回復され、現在もアロマテラピーを楽しみながら生活されていらっしゃいます
そのため、理論的にも、経験的にも、
精油(エッセンシャルオイル)を嗅ぐことは、嗅覚障害の回復に役立つのではないかと思っております。
その友人の後日談ですが、
差し上げた翌日より
なにかはわからないけれども、
嗅覚の何かが反応しはじめて
「ローズの端っこ」というか
ローズの何かが、私にローズだよーと言っている感覚がするそうです。
精油(エッセンシャルオイル)は、合成香料のような単一の香り成分ではなくて、
100種類、200種類を超す複雑な香り成分で構成されているので、
嗅神経が回復し始めて、ローズっぽい香り成分のうちの何かだけ香りがする、という状態なのではないかと思いました
今回このお話をブログに書くにあたり、
誤解のないように伝わるのか、
さまざまな考え方がある中、批判をうけるのではないか等何日間も悩みました。
しかし、やはり友人が、「嗅覚障害」で検索しても、
こういった情報にはアクセスできず、
不安をあおる情報、考え方は人それぞれですが陰謀論の話まででてきてしまい、
現に、カラダの症状でお辛いのに、
解決につながるような情報にアクセスできなかったとのことで、
困っている方は他にもいるのではないかと思い、ブログに残します。
先日、Yahooの一覧に、「後遺症」は「一生治らない」可能性もあるとのニュースを目にしました。
可能性の話をすれば、絶対治るとも言えないのでその通りかと思いますが、
もし、自分がコロナに感染し、回復した後、
嗅覚障害・味覚障害などが治らなくて悩んでいるときに
そういった記事を目にしたら、
とても落ち込むのではないかと思いました。
嗅覚障害で悩んでいらっしゃる方は、
ちょっと試しに、アロマテラピーしてみてはいかがでしょうか。
このブログの続きの話も書きました
(2021.09.26)
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
片見 真希