コロナウィルスの流行でアルコール消毒の需要が高まり、
ドラッグストアでも売り切れ続出になってしまった「アルコール」。
「消毒用アルコール」は手指の消毒に使えることが明白ですが、
使ったことない方にとっては、「無水エタノール」って何?
これもアルコール消毒に使えるの?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
アルコールあったー!と慌ててしまい、人体に使用できない間違ったものを購入されないように
本日はウィルス対策に「消毒できるアルコールの種類と保管方法」についてご紹介していきます。

「消毒用アルコール」は、約65%エタノールでできているアルコールです。
アルコールがコロナウィルスの膜を破壊して消毒することから、
手洗い以外では、アルコール消毒することが感染予防に効果的と言われています。
6~7割程度アルコール成分が含有されていることが大切なので、
消毒用アルコールは薄めたりされずに、そのまま消毒にお使いください。
これも消毒に使えるのかなと思いましたら、裏面の成分表示をみていただいて、
一番先に「発酵エタノール」などの文字があることを確認してくださいね。
一方、「無水エタノール」とは、99.5%エタノールのアルコールです。
アルコール成分が高すぎてあっという間に蒸発してしまいますので、
消毒に使用する際は精製水やミネラルウォーターで薄めて、
無水エタノール割合を7割程度にして使用してください。
わたしの仕事で使っている天然100%のアロマ(精油/エッセンシャルオイル)は水にとけない性質を持つため、
アロマを液体として使う場合には無水エタノールに溶かして使用しています。
アロマ香水作り用にストックしてある、無水エタノール↓↓
以前は1300円ほどで購入できたのに、
ドラッグストアでは全く見かけず、
Amazonなどでもものすごい値段で売られるようになりましたね。。。
今は上記の2つのアルコールとも、なかなか手に入らないのですが、
下記のキッチン用のアルコールはホームセンターなどで見かけるようになりました。
発酵エタノールが主成分の下記のようなキッチン用アルコールも、
「消毒用アルコール」の代用として使用することができます。
わたしはこれでスマホやテーブルを消毒しています。
もし「無水エタノール」や「消毒用アルコール」「キッチン」が手元にある方は、
保湿成分のグリセリンや
液体をジェル化するキサンタンガムと一緒に、
外出先での消毒に便利な「ハンドジェル」を作ることも可能ですよ
作り方は過去のブログにて↓↓
また、消毒に使用してはいけないアルコールもあります!
「メタノール(メチルアルコール)」は、工業用の燃料として使われるものです。
アルコールランプのアルコールといえばわかりますかね。
「メタノール」は消毒には使用できませんので、消毒用として買わないようにしましょう。
アルコール以外の消毒方法として、「次亜塩素酸ナトリウム」もあります。
キッチンハイターなどに含まれている成分ですね。
薄めて空間の消毒に使っているオフィスもあるのではないでしょうか。
こちらは「消毒用アルコール」のように皮膚には使えませんので、
消毒用としては絶対に使ってはいけません。
また酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので必ず商品の裏書をよくお読みになりご使用ください。

購入したアルコールを持ち歩く場合は、小分けの容器に入れて持ち歩きますよね
しかし、容器の種類(素材)によって、アルコールが容器をとかしてしまう素材もあります。
いまは100均の容器も売り切れ続出ですが、
アルコールを消毒用に、6~7割の濃度で入れておく場合には必ず容器の素材もご確認ください
〇ガラス
もっとも安全なのはガラス素材ですね。
日光で成分が変化してしまわないように遮光のものがなおよいです。
私の手元にある無水エタノールの容器の素材は、容器本体はPE、キャップはPPでした。
〇ポリエチレン(PE)
〇ポリプロピレン(PP)
キッチン用アルコール除菌の容器は「プラスチック」と書いてありましたが、
〇硬質のポリ塩化ビニル(PVC)も可能です。
また、ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート/PET)がミネラルウォーターを飲んだ後など一番身近ですが、
お酒などが入っているPETには内部がコーティングされているそうで、
アルコール可と明記されているもの以外は使用しないほうがよいでしょう。
内容をこちらにまとめておきます。

・消毒用エタノール(アルコール)
・無水エタノール(6~7割に薄める)
・キッチン用アルコール除菌(人体以外)

〇ガラス
〇ポリエチレン(PE)
〇ポリプロピレン(PP)
〇硬質のポリ塩化ビニル(PVC)
〇ポリエチレンテレフタレート(PET・アルコール対応可のみ)
消毒できるアルコールの種類をよくみて、正しく保管しつつ、
消毒して感染予防をしていきましょう!!
読んでいただいた方のご健康をお祈りいたします



AEAJアロマテラピーインストラクター
AEAJアロマブレンドデザイナ-
AEAJアロマブレンドデザイナ-
片見 真希