●このブログは3つの時間軸の話をしています
1.花と出会ったデリバリーヘルスのお話
2.花と結婚した後の不妊治療のお話
3.今現在の近況のお話
デリバリーヘルスの事務所を出た後は一旦実家へ帰りました。
同じ町内ということもあり、徒歩で5分足らずの距離でした。実家に帰ったのは午後の14時過ぎだったと思います。
実家に帰って小一時間経ったあたりでしょうか。
携帯電話が鳴りました。
ひまわり(デリバリーヘルスの店名)からです。
電話の相手はオーナーでした。
「今から1人ホテルに入ってる女の子を迎えに行くから運転してみる?」
わたしは二つ返事でデリバリーヘルスの事務所に戻りました。
事務所に着くとオーナーだけが待っていました。
金髪のぽっちゃりさんは自分の車で帰ったそうです。
「うん、行くよ!」
これはオーナーの口癖なのですが、話すときは必ず「うん、〇〇」とうんを先頭につけます。
オーナーは助手席に乗ります。
車は日産セレナ。
オーナーと2人で後、20分ほどでホテルから出てくる女の子を迎えにいきました。
車を走らせながらオーナーからこのお店のルールを色々と教わりました。
1つ目は、まずは基本的には電話応対とドライバーは1人でやるということ。
つまり、お店にかかってきた電話を自分で受けてお客様を取り、女の子をホテルまで運ぶということ。
女の子は常時5人くらいは車に乗っているとのこと。午前中だけ働く女の子や、お昼から出てくる女の子、または夜から出てくる子など女の子は1日の中でどんどん入れ替わっていきます。
2つ目は、女の子に手を出さない。手を出したら罰金50万円だそうです。のちに誓約書もちゃんとかかされました。
本当に払うことになるとは、この時は考えもしませんでしたが。
そんな話をしてる間にも、オーナーが持っているお客さんからの携帯は良く鳴ります。
綺麗なオーナーからは考えられない、卑わいな言葉も電話をしながら飛び出します。
とんでもない世界に来ちゃったな。
花に会うのはまだ少し先の話。