就活を始めてもうすぐ1年になる。
一度夢を捨てて0の状態から始めた
就活は予想以上に困難だった。
捨てた夢とは、海外を舞台に仕事をすること。例えば大手メーカーでの海外企業を相手にした取り引き役、外資系企業、貿易会社。とにかく広い舞台で仕事がしたかった。
そのためのプランは出来ていた。
まずは海外とはどんなところなのか
ざっくりとでもいいから知る必要がある。
何もない状態で留学するのは短期でも難しい。だからベトナムで10日間の研修を受けた。
ベトナムは日系企業も多く進出している成長見込みのある国。ジェトロで現地で働く日本人の話も聞くことが出来た。
ホテルでは英語でのやりとりが主だった。
今まで英語に触れてこなかった俺は
何も喋れなかった。
結果、この研修はかなりの刺激を受けた。
話を聞いて日本人が持つ概念をぶっ壊さないといけないことも感じて、同時に英語力もつけなければいけないと強く思った。
それを踏まえた次のステップが
オーストラリアの短期留学だった。
語学力をつけるには単に文法や単語を
詰め込むだけじゃ意味がない。
生きた英語を聞いてそれに慣れなきゃいけないと思った。無論、1ヶ月やそこらで
ペラペラと喋れるようになるなんて
思ってなかった。
モチベーションを上げ、長期留学ができるだけの英語力を長い目で見てつけることが目的だった。
今思えば、あのときからこのプランは狂っていた。
たった1ヶ月でも
離れるのが寂しかった。
1日でも早く会いたいと、そればかりが
先に浮かんでしまった。
収穫は0とは言わないが、
思うような成果は得られなかった。
帰国後も英語の勉強に身が入らなかった。
いま自分は何のために英語を勉強しているのか、この夢は本当に自分が叶えたい夢なのか疑問に感じ始めた。
そして去年の夏から
英語を勉強するのをやめた。
それよりもあいつの近くに
いたいと思った。
一緒に暮らすことが夢になった。
だけど、そのために何をするべきか
それがどれだけ考えても浮かばない。
漠然と、近くの企業に就職して
ゆくゆくは一緒に暮らして
そんな曖昧なプランしか立てられない。
自分の夢が
仕事以外の方向に向かったからだろう。
やりたい仕事がなければ、その為になにをするべきか段階を踏んで考えることが出来ないのは当然だ。
志望理由の根本も、仕事以外の理由が大半だ。それでは選考に漏れるのも自然のこと。
あと2ヶ月。
周りにハッパをかけられ
急かされ
罵られ
プライドが先走って
強気な言葉を発するものの、
未だに出口がみえないトンネルをただ、前に進んでいるようだ。
前向きに、前向きに考えようとしても
これが自分の本音なのだろう。
ただ、今は出口が見えることを信じて
この長いトンネルを進むしかない。
後ろに、俺を信じて付いて来てくれる奴もいるんだから、俺が後ろ向きになってはいけない。
いまの気持ちを忘れないために
敢えてここに残そうと思う。
