ひとつ年下で、
目のキラキラした素敵なつとむ君。
明るく笑うその笑顔が、
とても印象的な彼でした。
ある日、
共通の友人から連絡が入ります。
「つとむが電車事故で亡くなった。」
踏切内立ち入りでした。
線路の中央でバイクを押しながら、
汽笛にも動じずに立ち止まっていたとのこと。
現在、事故なのか、自殺なのか 警察が調べているとの事でした。
うそだと思いました。
あの明るい彼が。。
絶対に自殺なんかじゃない! うそだ。。
一生懸命に否定しながらも、何故なの。。
どうして何も言ってくれなかったの。。
と、ぐるぐると自問自答しながら
ただ号泣していました。
二階にある、私の部屋の腰窓の
雨戸をトントンと、何かで叩く音がします。
そっと窓を開けてみると
大きなカラスが手すりから、バサッバサッと
急ぐでもない悠然とした感じで、翼を広げ
目の前の電線に、
こちらを向いてゆっくりと止まり、
動かなくなりました。
私は、不思議と怖いと思いませんでした。
・・・続きはまた後日・・・

