明けましておめでとうございます | あれやこれやの近代建築・令和

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どんどんと消えてゆく戦前に建てられた建物(近代建築)を中心にその建物の設計者、施工者などのデータを書き残すためこのブログを始めました。

 


真言宗智山派のお寺で成田山新勝寺の東京別院の深川不動尊の旧本殿

お正月は神社にお参りしますが、正月にお寺に参るのも当たり前ですね。

 

昭和27年公開の成瀬巳喜男監督作品「稲妻」に映る深川不動堂本殿

江東区のサイトにこの本堂の由来が掲載されていました。

深川不動堂旧本堂

「文久年間(1861~64)の作で、もとは千葉県印旛郡本埜村にある天台宗寺院龍腹寺の地蔵堂でした。不動堂の本堂が東京大空襲によって焼失したため、本山成田山新勝寺主導のもとで再建が行われました。
しかし、戦後の厳しい木材統制の中、新築は認められなかったため、龍腹寺地蔵堂を移築することになり、昭和26年に竣工しました。地蔵堂が選ばれた理由は、新勝寺の安政の本堂(現釈迦堂:国指定重要文化財)と同じ工匠(八木紋次郎)の作と考えられたためです。
建築的な特徴としては、ほぼ正方形であること、入口が2間分と広くとられていることがあげられます。これは新勝寺釈迦堂も同様で、ここに同一工匠の特徴がよく示されています。」