佐原三菱館(旧川崎銀行佐原支店) | あれやこれやの近代建築・令和

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どんどんと消えてゆく戦前に建てられた建物(近代建築)を中心にその建物の設計者、施工者などのデータを書き残すためこのブログを始めました。

               佐原三菱館(旧川崎銀行佐原支店) 千葉県 香取市 千葉県佐原イ1903-1

竣工:大正3年  設計:清水組技師 大友弘    施工:清水組

上記のgoogle画像は改修前で改修後の姿は下記に記したサイトで見る事ができます。

 

よみがえる大正の姿 「佐原三菱館」 - YouTube

東日本大震災で被災していた千葉県有形文化財「佐原三菱館」の外観復元工事が今年の2月に完了

youtubeに動画と概要が載っていましたので紹介いたします。

 

香取市公式動画チャンネル「カトリミンナ」より引用

「 県内有数の洋風建築として知られ、県有形文化財に指定されている香取市の「三菱銀行佐原支店旧本館(佐原三菱館)」は、2019年度から耐震補強と外観の復元工事が行われていましたが、このほど完了し、2021年1月29日、報道陣に公開されました。2月上旬には一部を除いた足場が外れ、建設当時に近い姿を見られるようになりました。  三菱館は、107年前の1914年(大正3年)に川崎銀行佐原支店として落成。れんが造り2階建てで床面積は76・76平方メートル。内部の復元工事は令和3年度中に完了する見通しです。  建物外部の工事では、屋根を修理前の銅板葺から創建当時の天然スレート葺に戻しました。また、ドームや塔型の装飾などは一部を残して新しい銅板に葺き替えられました。耐震面では、れんが壁内に丸鋼棒を縦に通して圧縮力を加えました。れんが壁が内外方向に倒れるのを防ぐため、水平の鉄骨トラスでの補強も行っています。  市教育委員会生涯学習課の荒井世志紀さんは、「普段は、上空から建物を見る事はほとんどできません。空からの映像を残して、多くの人に見ていただければ」とコメント。  施工業者の清水建設(株)工事長の樋山裕己さんは「工期は2021年度末になっていますが、早く皆さんに見ていただけるよう努力しています」とコメント。」