映画に映る今はなき 高輪 北白川宮邸 | あれやこれやの近代建築・令和

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どんどんと消えてゆく戦前に建てられた建物(近代建築)を中心にその建物の設計者、施工者などのデータを書き残すためこのブログを始めました。

 

高輪 北白川宮(成久)邸洋館

竣工:明治45年(大正元年) 設計:宮内省内匠寮 木子幸三郎  施工:不詳

 

明治・大正昭和戦前期における和風大邸宅の変容と展開に関する史的研究 : 近代和風建築史確立のための基礎的研究 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 

この写真は昭和15年に台湾台南小学校の生徒が北白川邸を訪問した時の集合写真だそうです。

 

ここからの映像の切取り画面は昭和27年封切りの映画「朝の波紋」の一場面に映る北白川邸の

戦後の廃墟同然の姿です。但し、建物は廃棄されず、大分改修されて「高輪プリンス会館」として

昭和の最終年まで現存していたようです。

 

 

 

 

         高輪プリンス会館(ネットより貴重な写真を勝手ですがお借りしました)

 

今は国際館パミールという建物が建っています。