台風の「波状攻撃」で、北海道内はかなりの被害が出ています。
なのに、天気予報を見ると「台風12号」発生。
台風なんて注文してねえぞ!
何となく、進路が「こっち=北海道」を向いています。
気を取り直して、北海道の神社巡りです。
小樽市の余市寄り、塩谷と蘭島の間にある小さな半島に路忍神社が建っています。
路忍・・・「おしょろ」と読みます・・・難読地名ですね。
小樽最古の神社は塩谷神社ですが、路忍神社には小樽最古の建物が建っています。
神社の創建は元禄2年(1689年)、北海道内の神社としては、なかなかの古さです。
さあ、路忍神社・・・荒れています。
手水もこんな状態。
狛犬は「きちんと」した姿です。
拝殿は戸板でふさがれています。
近くに寄ってみると、細かい装飾が施されています。
拝殿の裏から石段が続いており、奥宮の様な本殿(?)が建っています。
拝殿の隣に、荒れてはいますが朱塗りの稲荷社。
これが、小樽最古の建築物、津古丹稲荷神社です。
建てられたのは嘉永3年(1850年)、昭和61年(1986年)に現在地へ移築との事。
クギを使わずに組み立てた150年以上前の建物です。
派手ですが・・・あまり手入れされていません。
このままだと、朽ち果ててしまいます。
石段の上の本殿(?)の隣に、忠魂碑。
小樽市内で、最古の神社(塩谷神社)と建物(津古丹稲荷神社)に行きましたが・・・ヒドい。
どちらも由緒書き等が全くありません。
小樽市の観光案内からも「無視」に近い状態。
古い神社は、江戸時代からニシンで栄えた「証人」です。
もう少し「歴史の説明」と「建物の手入れ」が欲しいですね。