あらすじ

前作の戦いから2年。

デュランダル議長の下で復興を果たしていたザフトは、新たな戦争に備えて軍備を整えていた。

そんなザフトに新しくオーブの首相に就任した「カガリ」とそのボディガードを務めている「アスラン」が訪れる。

2人は新たな戦争の原因になると警告するが、デュランダル議長は「争いがあるから力が必要だ」と一蹴する。

その時に地球連邦軍「ブルーコスモス」の刺客の手によってザフトによって開発されていた3機のガンダムが強奪されてしまう。

この事件に巻き込まれてしまったカガリとアスランはピンチを迎えてしまうが、そこに新たなガンダム「インパルス」に乗り込む主人公「シン・アスカ」が助けに現れる。


「また戦争がしたいのかよ、アンタ達は!!」


感想

実は昔10代の頃見ていたのですが、劇場版が公開されたので改めて見直しました。


1クール目

まだ主人公がシンで活躍シーンもそこそこあったが、アスランが主人公みたいな形で扱われておりアスラン視点で話が進むことが多く、ぶっちゃけ影が薄い。

新キャラクターが目立っているのがデュランダル議長だけで、他のキャラが全く立ってない。

この辺りで新キャラクターはどういうやつで、どんな思想で価値観を持っているのか、描けなかったのはダメだと思う。

さらにシンが種割れするのが、よくわからないモブ兵との戦いで目覚めるのはダメだ。

普通にガンダム3機と戦う時に目覚める展開で良かったよ。

またアスランにガンダム載せるなよ。

イザークやディアッカみたいにザクでええやん。

かグフか

そして、キラの復活シーン。

正直フリーダムいらない。なんであんねん!

そして、ラクス核で動く機械を地下に隠してたとか恐ろしすぎるだろ。

こんな女やっぱり隠れ悪女やな。


2クール目

ザフトのキャラ掘り下げが行われており、これをもっと早くやれよと思った。

そして、ここからキラ達が武力介入を開始する。

マジでこれ意味不明。

ただここのクールは物語の内容自体は面白く、新キャラの魅力を引き出しており、キラ達も終盤まで、シャシャリ出てこないので種死で1番面白い時期だったと思う。


3クール目

オープニングが変更。


ここからが悪夢の始まり


まずオープニングのバックの機体がストライクフリーダムに変更。

さらにキラ達が戦場に登場し、戦場を大混乱させる。

間違いなくやってる事は無責任でさらなる犠牲者を生み出している危険な行為である。


しかし


カガリは今泣いているんだ!と


意味不明な供述を行い、アスランをフルボッコ。

そもそもオーブが地球軍に協力しているのは前回の戦争と同じ目に合わせない為であり、仕方なく従っている。

なのに戦場に出て謎の説得行為をして、無駄に兵士を死なせるカガリとキラには腹が立って仕方がなかった。


しかも、キラは自分たちのやっている行為に責任を感じていないのか


撃ちたくない、撃たせないで


と被害者ヅラ発言。


イヤイヤイヤ、お前が戦場に出ているから、狙われたり、人を死なせてしまう原因になるのは当たり前だろ。

なんでそんな事言えるんだ!?!?


頭おかしいわコイツ。スパロボでZの連中にボロクソ言われていたが、本当に言う通りだと思った


その後シンが自分勝手な行動を取りまくりアスランに悪態もつく。

シンが物語中盤まで来てんのに全く精神的な成長がなく、本当にただのクソガキ。


ステラの死がキッカケで完全に闇堕ちへ

この時憎しみの対象がキラに向かうが、全く理解出来ない訳ではないが、自分も原因の1人である事、アスランの忠告のいう通りだった事を全く考えていないのがダメやね。


その後キラを撃ってめちゃくちゃスカッとしたがアスランが錯乱状態になる。

いきなりキラを擁護し出して、シンをぶん殴る。


洗脳されてて草


さらに核爆発したのに生きているキラ。

なんでいきてんねん!!!


マジで宗教同士がおかしい思想掲げてあって戦っている作品だなと思わされた。


頭が痛くてしかたなかった。


4クール目

ガチでゴミ展開


ここから完全にキラが主人公扱いを受ける。


ラクスが本当に恐ろしい女すぎてドン引き、また核兵器をつくり、とてもじゃないが戦場に出られない身体のアスランにモビルスーツに乗せる暴挙に出て、洗脳ワード


あなたが分かっているでしょ?


と問いかけるシーンは本当に気持ち悪くて怖かった。


その後物語が進んでいく中で呆気なく死んでいく物語の不必要な邪魔者たち。

個人的に1番おしいキャラクターはミーア。


コイツ種死のキャラの中で1番魅力的だったのではないかな?と思う。

ラクスに憧れ、ラクスになりたいと思った女性。

人間性がなくなっていたキラ、ラクスなんかよりずっと魅力的に映った。


もっとコイツを掘り下げて欲しかった。


種死は新キャラクターに全体的にスポットがあたっていなさすぎる。

やはりキラ達前作のキャラがでしゃばりすぎていた事が原因だと思う。


最終決戦では、まさかのキラ達が無傷の完全勝利を収めてしまい、議長、レイ、タリアが不可解な行動に出て死亡。


シンが泣きながらキラと和解するシーンは寒気がして、怒りが収まらなかった。


キラ、アスラン、シンなど

全員精神的な問題を抱えており、その結果とんでもない作品になったある意味神作品


どうすれば良かったのか?

ここまで散々文句しか書いてないので、私なり話の展開をどうすれば良かったのか?という点を言いたいと思う。


・シンを終始主人公にする

・キラ達、アークエンジェル達は脇役


この二つだと思う。これをやるだけで大幅に話は変わるし、新キャラクター達も立つと思う。

そもそもZガンダムを意識しているのなら、オーブ、地球軍、ザフトの三つ巴にするのは良いが、シンを途中で改心させる展開で良かった。


とにかく色々問題がありすぎて、作品の方向性がおかしい事になってしまった残念な作品。