'u-20 japan women'
日本で開催されていたFIFAU-20女子ワールドカップ（W杯）の３位決定戦と決勝が８日行われ、日本がナイジェリアに２ー１で勝って３位、アメリカがドイツを破って優勝を果たし、大会を終えた。
１５時３０分キックオフの３位決定戦は、開催国の日本とナイジェリアが銅メダルを懸けて戦った。どちらも立ち上がりから決定的なチャンスをつくって始まった試合が動いたのは２４分。田中陽が左足で素晴らしいミドルシュートを決めて均衡を破った。
リードして迎えた後半早々には、日本が追加点を挙げる。５０分、柴田のスルーパスに抜け出した西川が落ち着いてゴールにボールを送り、ナイジェリアの出鼻をくじく２点目を決めた。７３分にはオパラノジーの得点で１点差とされた日本だったが、最後まで懸命の守備を続けて追加点を許さず、２ー１のまま試合終了。自国開催で大きな声援を受けたヤングなでしこが、銅メダルを獲得した。
１９時２０分からの決勝ではドイツとアメリカが対戦。序盤はドイツが攻めこむ展開となったが、アメリカも徐々に前に出るようになる。ともに積極的に攻撃を仕掛け、強烈なミドルシュートから相手ゴールを脅かすものの、守備陣の奮闘もあってなかなか得点は生まれない。
しかし前半終了間際の４４分、試合が動く。右サイドをドリブルで崩したジョンストンからのグランダーのクロスをオハイが蹴り込んでネットを揺らし、アメリカが先制に成功した。
後半もお互いが得点を目指すアグレッシブな戦いを披露したが、スコアは動かないまま。アディショナルタイムのドイツの決定機もアメリカGKがしっかりと抑え、タイムアップとなった。１ー０で勝利したアメリカが２大会ぶりの優勝を成し遂げ、大会の幕を閉じた。
(C)Goal.com
[ Goal.com 2012年9月8日 22:30 ]