本田は見せ場作れず、ゼニトがCSKAを破りロシア・スーパーカップ優勝
ロシア・スーパーカップの決勝が6日、同国南部にあるクラスノダールのクバン・スタジアムで行われ、昨シーズン国内2冠を達成したゼニト・サンクトペテルブルクが、リーグ戦2位のCSKAモスクワを1-0で下し、3年ぶりの優勝を果たした。なお、CSKAの日本代表MF本田圭佑は先発フル出場したが、見せ場を作ることはできなかった。
試合は、前半立ち上がりから主導権を握ったCSKAがゼニトを上回るチャンスをつかむ。CSKAはJリーグでのプレー経験もあるドゥンビアが相手DFを翻弄(ほんろう)するが、シュートの場面で冷静さを欠いて決め切れない。また、ドゥンビアと前線のパートナーを組むワグネル・ラブもチャンスを生かせず、CSKAが徐々にペースダウンすると、試合の流れがゼニトに移る。
後半に入ると、プレッシングを強めたゼニトが完全に試合をコントロールする。反対に、防戦一方となったCSKAはほとんどチャンスを作れなくなる。攻撃の要であるダニーは不発だったゼニトだが、焦らずに攻撃を続けると、73分に途中出場の若手イオノフがセマクのアシストからゴールを決め、試合の均衡を破る。結局、このゴールが決勝点となり、ゼニトはシーズン開幕前の重要なタイトルを手にした。
3月12日に開幕を迎えるロシア・プレミアリーグは来季からヨーロッパ主要リーグに合わせてスケジュールを秋冬制に移行するため、今季は従来の11月までではなく、来年5月までの長丁場となる。
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[ スポーツナビ 2011年3月7日 12:17 ]