2008年11月1日のこの上なき緊張。


数年前のことだが、この7~8年ほどでもっともドキドキし、そしてこの上なく大きな感慨に満ちた対談だった。


黒澤映画をスクリプター(記録)として支え続けてこられた野上照代さんとの対談をさせて頂く機会に恵まれたのだった。映画、特に黒澤映画好きで、この方のことを知らない人はいない、そんな方である。黒澤明監督が全幅の信頼を寄せていたスタッフのひとりが野上さんだ。



准教授時代の最後の年度、同志社女子大学今出川講座の特別企画だった。
1枚目の画像、右側が野上さん、左側がボクである。


昨夜の久米宏さんの番組(「未来への提言」)で、野上照代さんがピーコさんに紹介され、当時の自分の記憶が一気に蘇った、というわけである。(2枚目の画像、久米さんが手にしているのが野上さんの写真)


整理が悪いので、当時の資料をすぐ探せないのは毎度のことだが、ネットで関連のものがすぐ検索できた。無精者には本当にありがたい時代だ。


会員となっている日本映画学会の会報に拙文(「黒澤映画を支え続けた野上照代氏との対談から得たもの」)を記していたことも思い出させてくれた。そうだった。あの頃もバタバタしていたなあ。



自らの大きな宝物、「1万いいね!」くらいの経験だった。
関係者の皆様に衷心より感謝である。

http://www.dwc.doshisha.ac.jp/event_report/2008/11/10_2.html