映画「ルパン三世」。

昨日公開の実写版。


「ゴジラ」世代でもあるが、さらに「ルパン三世」世代でもある。
こちらは、まさにど真ん中。


だから、これも観に行かなければならない映画なのだ。


ある程度の覚悟はしていった。


覚悟は正解だった。


ひとつひとつが惜しかった。


いいシーンは、あるにはあった。


役者は頑張っていた。


ただ、テンポが悪すぎる。


編集の繋ぎかたが、頂けなかった。


なにせ、惜しい、惜しいのだ。


エンディング、少しでいいからあの音楽を使うことはできなかったか。


言い訳は、聞きたくない。
そんなときに、著作権とかヘチマとか、したり顔の屁理屈はノーサンキューだ。


あのテーマ曲を味わいたかった。


客はきっと待っていたはずである。


それに応えるのがエンターテインメントだ。


あるいは、「客の期待をいい意味で裏切る」、とかなんとかの作り手の思いがもしあったとしたら、それは明らかな誤りである。


そういうのを作り手の傲慢という。



劇場は良く入っていたが、出口に向かう人々は静かだった。