テレビに比べて、ラジオというメディアは、人の心を鎮める効果がある。



今回も十二分にその力を発揮しているように思う。



震災の現場に飛んだ、安藤優子キャスターが、



「被災地のみなさんはテレビの情報を食い入るように観ているのですが、それにも増して、ラジオの伝える細やかな情報が大変役に立っているようで・・・」



というレポートをした。



テレビキャスターが、テレビに先んじてラジオの素晴らしさを伝えることは、決して多くない。



安藤優子さんという人を再認識した。




さて、そんな素晴らしいラジオ。




ラジコは今、通常行っているエリア制限を撤廃している。





東京にいる方が関西のラジオを聴くことができる。




もちろん、その逆も真なりだ。




一部の、ほんの一部だと信じたいが、




しゃべり手の励ましが空回りしている。




ステレオタイプ化している。



頑張れがんばれだけの大合唱になっている。




特に若いしゃべり手に多い。




経験がないのは仕方ない。




できる範囲でいい。




心の底から、被災者の方が耳を傾けているということを真摯に意識して言葉を紡いで欲しい。





言葉だけのメディアだからこそ、その部分は特に大事にしなければならない。