おそらく、コアな視聴者であろうと思い、大学の20代の職員さんに、


「木下部長とボク」、知ってる?と聞く。


「いえ、知らないです」


と、彼。


「でも、小池栄子のドラマは毎週観てます!」


と、彼。


「ドロドロしてるんですよ~」



そ~なのか~。



逆にほとんど知らなかった。テレビ朝日系、金曜9時枠のドラマ、北村一輝さん主演。



人それぞれ好みがあるもんだ。



会話は、入試業務の真っ只中、ささやかな、でも大きな楽しみである「お弁当タイム」でのこと。



4日間連続、準備も入れるとそれ以上の緊張の日々が続く。



全国各地に受験場を設定し、総動員体制だ。



もちろん、受験生がイチバン大変なんだけど、大学教職員も相当のハードさが要求される時期だ。



かなりコタエル。


昨日、つづかなく、前期入試業務4日間を終えた。



帰宅後、貼った(貼ってもらった)シップは10枚を越える。



体のあちこちがカチコチになっていた。



一夜明けて、今朝。


ウソのように体が軽い。


ヤレヤレ。



フリが長くなった。



こういう業務の中で、木下部長のようなキャラクターが活躍することは決してない。



つつがなく、


粛々と、


冷静沈着に、


決して、はみ出すことなく、


1ミリも間違えない、


そういう素養が要求される。


そんな業務にどっぶり浸かっていた時期に観たからこそ、


今週の「木下部長とボク」はとりわけオモシロかった。



体中、脳ミソ中が、この種のエンターテインメントを求めていたのだろう。



でも、



数字は伸びていない。


不思議だ。


ボクのように、1年のうちごく一定期間、この種の仕事に携わる人間ではなく、


いわば、1年中、入試業務的なお仕事をなさっておられる方々もいる。


そんな方、社会にケッコウ多い筈だ。


どうぞ、その種の仕事に従事しておられる方こそ、観てみてください。



木曜日、深夜12時前、日本テレビ・読売テレビ系のチャンネルだ。



決してありえないくらいの、おとぎ話だ。


そうか、


もしかすると、そんなことさえ、笑い飛ばせない窮屈な世の中になっているのかもしれないな。



「なあ、、、かえってもええかなあ」



これが、木下部長の決め台詞。



脱力系の極致。


でも、憎めない。



仕事もキッチリできてしまう。


皆も、なんとなくその凄さを認めてしまう。


課長島耕作も好きだけど、木下部長の方が、かなりいいなあ。



そういえば、古巣の毎日放送にそんな上司がいた。



好きな方だった。(もちろん今もご活躍だ)


詳しく書くと・・・、


止めておこう。


あなたのことです!


そう、あなたの・・・。^^