以前から何か適当な言葉はないかなあ、と妄想していた。


メディアにガンガン登場する類の、超のつくアイドルになるつもりはなく、


でも、ほんの少し、自らの自己顕示欲を満足させるだけの自己表現をしてみたい、そんな風に考える若者は、ネットの登場によって急増したと思う。


読者モデル(読モ、でしたっけ?)なんてのもその類。


ブログに自身のイケテル画像をアップする、(盛る?でしたっけ)なんてのもそうだろう。



本業として芸能の世界に生きてみたいわけではないけれど、少しだけ満足感を得られる存在。


ひょっとしたら、何かの拍子に、マジでアイドルチックに売れる、なんてことも潜在的には夢見ているのかもしれない。


はっきりしているのは、こういう流れになると、ますますメジャーとマイナーの境目がなくなる。


線引きの線が薄くなるっていうのは、どうなんだろう?いいような、そうでもないような・・・。


ま、ともかく。



(新語)カルヒロ


《意味》 「軽いヒロイン」、あるいは「軽いヒーロー」の略。特定の組織に所属したり、本業として活動するのではなく、気軽・手軽な手段を用いて自己表現を行うことにより、アイドル的な満足感を獲得し、結果、一部の人々に評価されるようになる存在を指す。また時として、評価する人々が非常にマス化して、本業となる場合もある。

この場合、「カルヒロが、マジヒロに転化する(マジ転)」のように使う。

(カルヒロ⇔(対)マジヒロ)。

カルヒロである人々の存在の増加は、テレビを中心とするマスメディアにも影響を及ぼし始めている、と考えられる。 

(C)影山貴彦(同志社女子大学教授 2009年10月17日)


追記:調子に乗って、試みに「カルヒロ」をWikipediaに「新語」申請したら、認可してもらえませんでした。当然といえば当然か。そりゃそうだ。さっき思いついたばかりだから。やるな、さすがだ、ウィキ!。また講義のネタにさせて頂きます、と同時に、掲載を認めてもらえるくらいの普及に今後努めて参りたいと思います。お騒がせしました。ご報告まで。