原宿クエストホールにて。

イッセー尾形さんのひとり芝居は機会があれば観にきている。

また、このクエストホールが、なんともいい。

お客さんの雰囲気もいい。

ひとりひとりが芝居を楽しむ術を身につけている感じだ。

例えば、恒例なんだが、開場後、小一時間は軽食、ドリンク(ワインなどのアルコールも)を主催者が用意してくださり、自由に食べることができる。

ちょっとしたことだが、こういうのは嬉しいもの。

で、これが例えば関西なら、ここぞとばかりに、みな食べ物に群がるはず。

でも、皆さん、そこそこに食べて、そこそこに飲む。

で、開演の時間少し前になると、すっと席に着く。粋だ。

これが関西だと、多分開演時間を過ぎても、あれこれホウバっている人が数多くいるだろう。

そんな関西人が好きだったりするんだが。

ちなみに、サービスを思い切り享受して、バーガーを食べ、おにぎりをホウバり、ワインを飲み、スイーツに舌鼓を打ち、ウーロン茶を飲み、仕上げにコーヒーまで飲んだのは、他ならぬボクだ。

お恥ずかしい。

人間はこのように矛盾に満ちた生き物なのである。(どんないい訳だ!)

あ、芝居。

メチャクチャ良かった。

イッセーさんの緻密なところと小松さんのファジーなところが絶妙のハーモニーだった。
時に、緻密な尾形さんがウッカリした瞬間をいたずらっ子のように小松さんが隙をつく。

いいなあ。満足だった。