復帰が早いとか、遅いとか、そもそも謹慎の必要があったのか、というタイプの論では全くない。
「ナニワ節」が好きだ。
って書くと、若い読者の方は、
「え~、影山サンってナニワ節が好きなんだって。それって演歌みたいなもの?」
というリアクションが想像される。(ではなくて~)
まあ、「情」を行動、考えの基準の高値に置くっていうスタンス、とでも言ったらいいだろうか。
大体、ヒトで判断する。
理屈はその次であったりする。
それで、うまくいくときもあれば、そうでないこともある。
でも、どういうスタンスをとろうと、結果は同じようなものかもしれない。
ならば、理詰めではなく、ナマのヒトとの繫がりで、いろんなことをやっていきたい、そう思うタイプだ。
で、、、
草nagiクン。
地デジ大使復帰。
向う2年間、はっきりいってしまえば、「タダ働きいたします(させます)」
と、ジャニーズの担当者(誰が行ったんだろね?)が、総務省に出向いて申し出たという。
総務省もこれを「了承」したという。
まずは、この「了承」という言葉が気に入らない。
完璧な上から目線だ。
もう少し違った表現はなかったのか。
あ、定期的に書いておくが、別に、草nagiクン寄りの論展開をさせるつもりはない。
そういう、白黒論ではない。
「タダ働き」。
「奉仕」。
なんだが、すべてがうまく収まる感じがする。
しかし違和感がある。
なんなんだろ、この違和感。
どこからも文句が出ない形で収めました、という選択に対する軽い違和感なのだろうか。
じゃ、影山はどうすればいいとい言うのだ!
と感じられた方も多いかもしれない。
う~~~ん、そこですね。
流れで行くと、草nagiクン復帰、これはこれでいいだろう。
で、あとの「奉仕」とか「タダ」というやり取りを「公」にしてしまうことがいらない、と思う。
申し出は申し出としてすることはいい。
けれど、それをパフォーマンス化(ていうつもりはなくとも)してしまう情報の公開は必要ない。
わかりやすく書くと、タダ働きをしたとしても、それをオープンにしない、という形をボクだったら選択したということ。
そういう選択は総務省の方で出来たはずだ。
情報は、事務所の人間が改めてお詫びの挨拶に来た、それだけでいい。
「了承」
って。
きっと、国民の税金での大きなプロジェクトで~~とかなんとか、その高飛車な態度を正当化したがるんだろうけど、そうはいかない。
偉ぶりたい態度は、隠そうと思っても滲み出る。
若手芸人が丁寧に
「おはようございます!」
と挨拶しているのに、
「おはよう」
ではなく、
「はい(低音で、偉そうに)」
と返す、某大物芸人のリアクションに似ている。
そういえば、自分の身の回りにもそういうタイプがいる。
挨拶は挨拶で返す、これが常識だ。
「はい」
なんの肯定だ?
あんたに何を許諾されてるって言うんだ。
ま、このあたりもボクは「ナニワ節」なわけです。
難しいんだけどね、芸能界のことだから・・・。