倉本ドラマも山田ドラマも気になる存在ではある。
気にならない大学生はマスコミ業界を目指すのはどうかと思う!
なんてことを講義で言ったこともある。
ちょっと大げさではあったけど、まんざらハッタリでもない。
もし、両雄のドラマを知らずして業界に入ったとしても、入った後否応なく接することになるんだから、今知っておいた方がいい、ってこと。
もちろん、好き嫌いは関係ない。
あのセリフのひとつひとつの奥にある心の襞がいい。
あれがわからない人が自分にはわからない。
そんな人とあまり深いお付き合いをしたいとも思わない。
普段、敢えて解りやすい人間を演じているだけのはずだ、みんな。
ドラマの流れは、もちろんデフォルメだし、おとぎ話だし、あんな喋り方をする人なんて世の中にほとんどいない。
そんなところでひっかかるような議論をしたくはない。
面倒くさいと思う人は、タブン普段自分のことをあまり考えていないんだろう。
もっともっと多くの人に本当のドラマの素晴らしさに気づいて欲しい。
と何度繰り返してみても、なかなか難しい。
「退屈さ」の中にある「輝き」がある。
昨日のキスシーン、綺麗だった。
風間杜夫さん、岸部一徳さんのよもやのツーショット登場。
待ってました!
いまのところ一番光っているのは、八千草薫さんだろうか・・・。
山田さん、八千草さんのセリフには特に力を入れていることだろう。(「岸辺のアルバム」)