私は毎日放送に15年半勤めていた影山貴彦というものです。(改めて言うことでもないが、今日のネタを記す際には、より素性を明らかにしておいたほうがいいだろう、という判断)今日の週刊新潮の記事、とてもおもしろかった。見出しは決して大きくなかったが、さすが、と思わせるものだった。番組の権限はプロデューサーにある。けれど、そのプロデューサーが放送局の一社員である場合、その人間の人事権は上司にある。だから、今回「ムーブ!」の制作関係者数人が、突然(記事によれば)、新聞社からやってきた専務によって(記事によれば)違うセクションに回されることは、仕方ないことである。でも、でもなんです。プロデューサーはじめ、制作関係者って、サラリーマン云々という部分を越えたとことろで仕事してるんすよね。対タレント、出演者もそうです。すべてそれが好ましいとは言わないけれど、やっぱ「熱さ」は大事なんす。取締役イコール「悪」というほど、ボクもお子様ではないけど、出演者たちにとってみれば、「プロデューサーにあれこれ言われるならまだしも、番組のことあんまりわかってない人間がかき回さないでくれ!(想像を含んでますが)」てことなんです。一般社会にもありますな。実権を持った人間が、内部事情に疎い、なんてことが。でも、いずれにしてもこんなことで、内紛してたら勿体ない。「ちちんぷいぷい」(毎日放送)はじめ、ライバル番組に刺激を与える存在であり続けるためにも、早めの修復を心から願うばかりです。