曹洞宗大本山總持寺に臨住していた了庵慧明禅師が、五十代で退去した後に、故郷の相州で庵を結んでいた。或る日、大鷲に導かれるかのように辿り着いた明神岳の麓の巨大な石の上に端坐して坐禅を組み、開山の発願をした。

修験道満位の行者、三井寺勧学院で修行していた相模坊道了尊者は、了庵禅師が最乗寺を創建されることを覚り、三井寺から禅師の元に駆けつけて、巨刹建立の大業を助けた。

応永元年(一三九四)、曹洞禅門の大道場・大雄山最乗寺の開山が成った。

 

ご本尊は、釈迦牟尼如来

 

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不動明王と童子(制多迦童子)のお姿

 

関東三十六不動尊霊場 第二番札所

「大雄山最乗寺(曹洞宗)」

 

神奈川県南足柄市大雄町1157

伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山」駅下車(または、小田急小田原線「新松田」駅より関本行バス30分終点の「関本」で下車)、駅前より伊豆箱根鉄道バス10分終点の「道了尊」下車すぐ。

手前の「仁王門」バス停より2㎞。