発心の道場巡りの最後は、神奈川県西部にある道了尊清瀧不動尊へ伺った。

南足柄市と箱根町の境にある箱根山の古期外輪山の一峰である明神ヶ岳への登山道への起点ともなっている場所に位置する。

同じく外輪山の鉞担いだ金太郎でお馴染みの金時山も近くにあり、幼い頃に遠足でも足を運んだ懐かしい地域でもある。

 

参道と瑠璃門へ続く階段

瑠璃門

書院と光明亭

 

本堂を臨む

昭和二十九年に再建されたもの、間口15間・奥行12間の立派な建物

御本尊は釈迦牟尼仏、脇侍として文殊菩薩・普賢菩薩を祀っている

 

鐘鼓楼(道了鐘)

 

金剛水堂

開創の時、道了が自ら掘った井戸で霊泉(金剛水)が湧出している

 

開山堂

昭和三十六年に再建されたもの、開祖了庵慧明禅師の尊像や歴代住持霊牌を祀る

 

結界門

ここから先は道了大薩の浄域とされている

 

洗心の滝と畔にある水神様

 

多宝塔

文久三年(一八六三)建立、多宝如来を奉安、方形層上円形木造二重の塔

 

御真殿へと続く階段(77段)

 

御真殿(妙覚宝殿)

妙覚道了大薩をご本尊に大天狗・小天狗が両脇侍として祀られている

 

御真殿から臨む不動堂(左)と洗心の滝から臨む不動堂(右)

 

奥の院への入口(階段が続く…)

 

あの先に、と思っていたら、ラスボスがw

見上げると更にやばいよやばいよw(そして上からの景色)

 

348段の階段を昇って辿り着く奥の院

 

境内にはこんな清流も

 

三面大黒天殿

箱根明神・矢倉明神・飯倉明神の三明神を一体に刻む三面大黒天を奉安している。

殿の前には子供を抱えている「子育ての狛犬」が安置されている。

 

三面大黒殿の脇の立派な大木

その三本の木に囲まれた場所がパワースポットとして知られている

 

境内図はこちら

開山より山内の樹木伐採を禁じていたため、美林が全山を覆っている。

千古不斧の樹海の中の古刹です。

 

関東三十六不動尊霊場 第二番札所

「大雄山最乗寺(曹洞宗)」

 

神奈川県南足柄市大雄町1157

伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山」駅下車(または、小田急小田原線「新松田」駅より関本行バス30分終点の「関本」で下車)、駅前より伊豆箱根鉄道バス10分終点の「道了尊」下車すぐ。

手前の「仁王門」バス停より2㎞。