専門記述(大卒程度・法律区分)の科目選択方法

最近,アクセス数が急増中のこの記事。総合職の試験が約1ヶ月後に控えている中で,次の試験に向けて検索している方が増えていると思われます。体裁と,カウンセリングの内容を修正しました。

国家総合職に受かってしまった!?

……という相談が寄せられています。
例年,「総合職は考えていなかったけれども,一次試験の筆記で通ってしまった」という方が結構な数に上ります。
 

その中で多く質問をいただくのが,「どの科目を選択すればいいの?」というものです。

 
まずは,ざっくりとオススメ度と対策の概要を書いておきます。
 
法律区分では,3つ回答する必要があります。
詳細は,リンク先の12頁目を参考にしてください。→https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/jyukennannnai/jyukennannnai_sougousyoku.pdf
 
 

このうち,「公共政策」については,1題のみ選択することができます。

 

公共政策

オススメ度……☆☆☆☆
法律科目について準備が進められていない方でも,選択しやすいです。
これを書けるかどうかがポイントになってきます。
資料に言及しつつ,その資料から導ける帰結も意識しながら論じていきましょう。
基本的な対策は,教養論文や政策論文の準備で終わっているはずです(終わらせてください)。

憲法

オススメ度……☆☆☆
総合職を考えていなかった場合でも,憲法の対策は他の試験(裁判所職員や国税専門官)用に準備している方が多いと思います。
リンク先の問題例でも,何が論点になるのかを見極めることはそれほど難しくないと思います。
あとは,それに沿うような憲法上の権利を選択し,違憲審査基準(判断の枠組み)を示していくことになります。

行政法

オススメ度……☆☆☆
事例問題のように見えますが,実質的には,基礎概念を理解しているのかを問う問題が出題されています。
東京都庁の記述対策をしている方であれば,対応はそれほど難しくありません。
また,都庁の対策をしていない方でも,改めて,基礎概念の整理(テキストの目次を見て,定義と具体例を言えるかどうかをチェック)していけば,多くの小問を書けると思います。

民法

オススメ度……☆
問われている論点自体は難しくありませんが,分量が多いので直前に詰め込むのには向いていません。
民法を学部でしっかりと学んでいた,総合職試験に向けて記述の準備をしていたという方以外は,選択しない方が無難でしょう。
 
なお,都庁の記述対策をされているのであれば,対応しやすいと思いますが,行政法のほうが容易だと思います。

国際法

オススメ度…… ー
学部で専門科目として学び,過去問検討を行ってきた方以外は選択できない科目です。
 
以上の検討からも明らかになりましたが,
  1. 公共政策
  2. 憲法
  3. 行政法

を選ばれる方が多いように思います。

 
もちろん,事前準備が可能ということから,憲法,行政法,民法を選ぶ方もいらっしゃいます。
この辺りは,各自の準備により異なりますので,一概にはいえません。
 
最後に,学内講座や予備校を利用されている方は,担当者に相談してください。
 
学内講座や予備校等を利用されていなくて,私に個別で相談してみたいという方は,別途有料のカウンセリング(スカイプ等によるオンライン通話又は面談による)を受け付けています(1万円(税込)/1時間・添削付き)。
 
ツイッターのDMや,このブログのメッセージ機能からお問い合わせください。お問い合わせは無料です。
カウンセリングでは,過去問2問分を添削いたします。
 
なお,科目選択等に関して個別に無料でご相談に乗ることはできかねます。
人生がかかった選択だと思いますし,無責任なことはできませんのでご理解くださいますようお願いいたします。
 
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