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「いきなり過去問……?」

 

「何を無茶な……」と思われるかもしれません。

 

これまでの皆さんの学習体験は、「基礎から積み上げて最後に過去問にチャレンジする」ということをしていたという方も多いでしょう。

しかし、あなたが現在チャレンジしている試験は、難関の試験です。難しい試験を突破するために、これまでと全く同じ手法は通じないことも多いのではないでしょうか。

 

「それだったらどうすればいいのだろう……」

 

不安に思われた方もいるかもしれません。でも焦らないでください。そして、ぜひ、この後の文章を読み進めてみてください。

司法試験を始めとする実務家登用試験は、「実務に出ることができる基礎知識・思考力・応用力」を試す試験です。つまり、仕事を進めることができる人かどうかを問う試験であるといえます。

 

いきなりですが、これまで仕事・アルバイトをしてきた経験のを思い出してください(まだアルバイト経験がないという学生は「スポーツ」、「楽器」、「絵を描く」……など何か部活で取り組んだことを思い出してみてください)。

仕事にもよりますが、机に座って理屈ばかり学んでいたということはほとんどないのではないでしょうか。たとえば、接客のアルバイトであれば、基礎的なマニュアルを確認したあとは、店舗に立ち実践しながら学んでいったのではないでしょうか。司法試験対策を始めとする実務家登用試験も同様です。

 

とにかく実践してみることが大切です。 そのためにも、「ゴールがどこなのか?」ということを確認しておく必要があります。

 

問題を見て最終的にどのようなことが問われるのかを把握した上で、「無事にこの試験に合格した」といえるために何を行っていく必要があるのかを逆算していくとうまくいきやすいでしょう。

 

私の無料基礎講義を受講中の方はお気付きでだと思いますが、「基礎講義」であるにもかかわらずいきなり過去問を読む。最近開講した刑事訴訟法に至っては、同じ問題を素材にすでに3回は読んでいます。

 

こうすることで、「最終の目的地はここだ」ということをイメージすることができるようになります。

 

ある程度イメージが固まってくれば、あとはゴールに到達するためにツール(知識、思考力、応用力)を準備し、磨き上げていくのみである。ツールは使いこなせなければ意味がありません。そのため、具体的な問題を前にしながら、どんどん使ってみることが大切です。

 

法律系資格試験対策を始めたけれどもまだ過去問を見たことがない、という方は今すぐ直近の過去問の問題を読むようにしてみてください。司法試験であれば、出題趣旨・採点実感が出ている。意味がわからなくても大丈夫です。そもそも、こんな長文読むのが嫌だ……と思うかもしれません。でも、試験をクリアするためには、「読む」という力がとても大切です。

読むことに慣れるためにも、まずは過去問・出題趣旨・採点実感を読むようにしてみてください。そして、「意味がわからなかった」という感覚を記憶しておいてください(メモに残しておくのも良いでしょう)。

 

ある程度学習が進んだ後で、再度、その問題・出題趣旨・採点実感を読んでみてください。そうすると、「あれ、以前より意味がわかるようになっている」と感じる部分が出てくるはずです。

 

学習はこれの繰り返しです。「やってみる」→「意味がわからない」→「テキスト確認・講師に質問する」→「やってみる」……とどんどん実践してください。

ちなみに、問題・出題趣旨・採点実感は、必ず一次資料にあたるようにするのがお薦めです。まずは生の資料を読んでみて感じるところを記憶・メモし、その後の対応を検討するようにしましょう。

 

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