最近のミーティングでは、「感覚」ということをお伝えすることが増えています。

 

論理的な文章を書かなければならない論文試験で「感覚」という単語に違和感がある方も多いかもしれません。

 

ここでお伝えするイメージとしては、スポーツや楽器の演奏が近いです。

 

例えば、バスケットボールをする際に、「ここに味方がこう来る。敵はここにいる、だから、ここにパスをして……」というようなことを意識してやっているのかというと、感覚でやっているはずです。

 

楽器の演奏も同じです。ピアノを演奏するときに、「右手がこうで、左手がこう」と考えながら演奏するわけではないはずです。

 

そのほかの例として、パソコンのキーボードも挙げることができると思います。キーボードに打ち慣れた方は、どこにどのキーがあるのかを考えることなく、感覚で打っているのではないでしょうか。ショートカットキーも、「これとこれを同時に押す」ということを考えないで、使いこなしているのではないでしょうか。

 

このように感覚でできるようにためには、何度も失敗しながら反復する必要があります。事例を読むときの着眼点や、論理の構築の仕方について、実践→修正→また実践……ということを繰り返しながら、「感覚」を掴むようにしてみてください。