こんばんは!
仙台でマクロビカフェ『みのりCafe*Harvest』を開業準備中の、晃満(こうみ)こと、高橋ゆかりです

今週から、シリーズでお伝えしていきます、マクロビオティックインストラクター養成講座(通称:MI塾)の講座内容。
今日は、第1回目の講座の内容について、簡単にご紹介していきます。
平成23年2月23日(土)に開催された、第1回MI塾の講座は、次の3つのテーマで進められていきました。
①病気の原因とは何か
②暮らしに活かす陰陽五行(春編)
③体質の診断法(虚証と実証)

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~①病気の原因とは何か~
現在、日本の病人の数は、19~20万人とも言われています。この事態に、現代医療は対応できていません。
なぜなら、現代医療は内科・外科・循環器科・眼科・精神科など、分業化しているからです。
これは、木々に例えると、枝葉にできた虫食いの葉や、枯れた枝は、“その部分”を切り取ってしまえ、という風に、一つ一つの症状に対処していくだけということ。
その木が弱った、根本原因を正さないと、解決にはなりません。
枝葉に水分や栄養を送っているのは、幹です。枝葉はたくさんあっても幹はたった一つ。
ということは、幹を健康にして、枝葉への栄養物の循環を良くしてあげれば、自然と元気な状態に改善されていくのです。
人間の病気を作り出す大元の原因は、血液の汚れです。血液が汚れて流れが悪くなると、細胞の隅々まで酸素や栄養が運ばれなくなります。
新陳代謝も悪くなりますから、細胞の老化や劣化が進むことになるのです。
西洋医学が、悪い部分を切ったり焼いたりする“戦う医学”であるのに対して、東洋医学は、生き方や食べ方の軌道修正プログラムであると、考えます。
食事の質を変え、免疫力UPの要とも言える、小腸をキレイにし、血液を生まれ変わらせることが、マクロビオティックの目的です。
カラダが健康になると、精神的にも落ち着き、心持が穏やかになり、物事に対して前向きに取り組めるようになります。
マクロビオティックのアプローチは、食事の摂り方だけに限らず、食材を使った“お手当法”などを、古代中国の哲学である“五行理論”に則りながら、心とカラダの循環をスムーズに巡らせていくものです。
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~②暮らしに活かす陰陽五行(春編)~
マクロビオティックを少し勉強したことがある方は、その考え方に“陰陽調和”というものがあることをご存知だと思います。
陰陽とは、自然界に存在する両極のもののこと。太陽と月、天と地、山と海、男と女、若者と老人、北極と南極などなど・・・。
ですが、ここで勉強するのは、この陰陽に加え、古代中国の哲学である“五行”と合わせた考え方である、“陰陽五行説”から、あらゆるものを紐解いていきます。
陰陽五行説で紐解いていくと、春は、木・火・土・金・水の要素のなかの、「木」が司る季節です。
春って、木の芽が伸び始める季節ですから、「木」のイメージとも合致しますよね

そして、春(季節)は、肝・胆のう系(臓器)の働きを司っています。
これはどういうことかというと、「春になると、肝臓や胆のうが活発に働く」、ということになります。
これは、春になると、冬のうちに蓄えていた脂を、衣替えをするかのように脱ぎ捨てていく=脂を排泄していく、という体の仕組みからみても分かります。
肝臓は、血液がスムーズに流れるように、絶えず血液を浄化し、滞りなく調整してくれる臓器です。
また、胆のうは、肝臓の下に貼りつくようにあるのですが、肝臓から、作られた“胆汁”を蓄える働きがあります。
この胆汁が、脂肪を分解してくれるのです。
ですから、春先になると、それまで蓄えられていた血液中の脂肪分を分解しようと、肝臓と胆のうが今まで以上に働くことになりますから、その分負担がかかることになります。
ところで、『肝臓は怒りの臓器である』という言葉を聞いたことはありますか?
私は昔、母が読んでいた斎藤ひとりさんの本で、知りましたが、その時はその因果関係はわかりませんでした。
これが、MI塾で解明したんです。
肝臓で、血液の解毒が行われないと、脳の毛細血管への血流が滞ります。すなわち、脳へ栄養分や酸素が行きわたらないことになります。
これにより、脳に酸欠状態が引き起こされて、脳の興奮状態を引き起こします。
このことから、イライラしたり、怒りっぽくなったり、ヒステリックになっていくのです。
このこと一つ取ってみても、人間の感情は、体内の臓器の状態によって、大きく左右されるのがわかりますね。
こうしたことを踏まえて、マクロビオティックでは、どのような食事を摂ると、肝・胆のう系の負担を軽くしてくれるのか、というようなことを学んでいきます。

(↑ 毎回お昼には、花巻のソーベーズカフェ様の美味し~い、マクロビお弁当とスィーツが頂けます♪)
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~③体質の診断法(虚証と実証)~
ここでは、人間の体質を、虚証(冷えタイプ)と、実証(瘀血タイプ)とに分けて、診断していく方法を勉強しました。
この2つのタイプを無視して、「春にはこの食材が肝臓に効くらしい!」と、食べてみても、人によっては、それがあまりプラスに働かないことがあります。
より効果的に、食事や生活習慣を取り入れるためには、自分やクライアントさんが、どんなタイプなのかを把握することが大切です。
虚証の人は、“一病息災型”
果物やパン・甘いものを好む傾向にあります。
また、実証の人は、“太く短く型”
苦いものや生もの・辛いものなどの刺激物を好む傾向にあります。
この虚証と実証を見分ける、症状や生活パターンを体系的に把握していくための勉強です。
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文章にすると、こんなに長いのですが、学んだことはもっともっとあります。
春の食事の摂り方はもとより、この時期の体の特徴、行動パターンや性格から見る臓器の弱り、望診の仕方、方角の見かた、はたまた、過去の歴史と現代社会の比較検証などなど、本当にあらゆる角度から、『より良く生きるための知恵』を学んでいきます。
陰陽五行説がベースにはありますが、そこに裏付けされる体の仕組みについてもしっかりと学べるのが、特徴的です。
あ、花粉症がなんで春先にひどいのかも、教えて頂きましたよ~^^
「スギ花粉の季節だからでしょ?」という、そこのアナタ。
春に、日本全国総花粉症なわけではないですよね?
その辺も、詳しくわかりますよっ!
さて、このマクロビオティックインストラクター養成講座、通称MI塾が、来年2014年の2月から、仙台で開講されることが決定いたしました。
11回シリーズで、非常に多くの知識を学び、自分の、家族の、そしてクライアントさんの生活改善を図る技が身につきます。
詳しくは、コチラから。
全国でも、大変人気のこの講座、すでに、お申込み&お振り込みが済んでいる方が、何人かいらっしゃいます。
ご検討は、お早めに~^^
次回のMI塾レポートは、11月5日(火)の夜にアップします。
お楽しみにね

これからも、晃満(こうみ)のブログでは、カフェセミナーのご案内や、『みのりcafe*Harvest』開業準備のこと、マクロビオティックのことなどを、ご紹介していきます。
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