愛するとは、
若く美しい物を好んで手に入れたり
人より優れた者を手に入れ、
自分の影響下に置こうとしたり、
自分と似た者を探したり、
自分を好いてくれる者だけを
受入れたりすることではない。
では、愛するとは何なのか?
愛するとは、
自分とは全く正反対の生き方をしている者でも
そのままの状態で受け入れる事である。
自分とは逆の感性を持って居る人をも、
その感性を
その人の個性として受入れる事である。
愛を使って二人の違いを埋めたり、
どちらかに引き込めさせるのではなく、
両者の違いのままに、
受入れ合う事こそが
愛する事なのだ。