次の1手 | kodomoのための飛騨高山将棋事情

kodomoのための飛騨高山将棋事情

ここでは岐阜県飛騨高山地方の将棋事情、特に「こども将棋関係」を中心にお知らせしていきます。

今朝、某小学生のネット将棋を観戦していてなかなか面白い将棋だなと思ったのでちょっと久しぶりに図面を掲載してみる。

飛騨高山将棋事情

1図は後手が△2三銀と立った中盤の図。

 先手も後手も居玉のままで打ち合いをしたのが感じられる。先手は銀損して馬を作っているものの飛車も窮屈で抑え込まれそうな局面。後手も2筋に金銀が固まっていてお世辞にも良い形とはいえない。まだ互角の範囲だろう思う。


 ここで先手は▲5五馬!この手は私も予想した手で、後手は△3三歩と打つだろうと予想したが後手は斬り合いにきた。△3八歩。そして次の先手は▲1一馬と香をとるのかと思っていたら、そうではなく28歩と打ったのには感心した。以前の彼ならこんな時に自陣に手を入れなかったはず・・・。当然△3六銀成りだが

▲3八飛車とした。ここでも先手からまだ▲1一馬の筋が残っているため後手は仕方なく△1二飛車。さてこの局面(2図)初級者向けの次の1手に出してもよいと思った。
飛騨高山将棋事情

さて、その2図を眺めていただきたい。上級くらいの力があれば一目だと思います。


   正解は▲5四馬!△同歩 ▲3六飛


①2枚替(銀損をクリア)したうえに▲3一飛成りの先手が残っている

②飛車がさばけた形になっている


よって先手ずいぶん得しての優勢の図です



飛騨高山将棋事情


進んで3図ですが、後手は長考・・・一発、△3五金!と強防した。

先手、同飛車ならば目から火のです○手飛車だ。

しかし先手も負けていない。ここでつぎの1手です^^;

わかった方はコメント欄にでもこっそり書いてください。

この1手で後手はマットに深く沈んでしまいました。


あっぱれ、先手の小学生・・・