第8回バローこども将棋まつりの結果 | kodomoのための飛騨高山将棋事情

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ここでは岐阜県飛騨高山地方の将棋事情、特に「こども将棋関係」を中心にお知らせしていきます。

     第8回バローこども将棋まつり

                       (岐阜県高山市)

この「こども将棋まつり」もお陰さまで今回で8回目の開催となりました。


今回は前にエントリしましたが、日本将棋連盟本部から塚田泰明9段(元王座)が審判長兼こどもへの将棋指導に来られました。


朝9時30分、バローが開店してまもなく親子連れで受付に数組見えられました。

午前中は10時30分~12時すぎごろまで塚田九段の指導対局を目当てに早くから来られたらしい。


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朝の受け風景

なかにはわざわざ先生の直筆の色紙を求めるこどもさんも居ました。


飛騨高山将棋事情 →塚田九段の直筆色紙

やはり塚田先生ですね、さすがでした!!!^^;


塚田先生はこどもたちに5面指しを中腰で立ったままで2時間弱やっていただき、かなり大変だったのではないでしょうか。それにしても丁寧な口調でこどもらにわかりやすく教えてくださっていたのが印象的でした。


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塚田九段の5面指し指導対局
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この時間を利用してもう一方のステージでは諏訪普及指導員のおなじみ・・・ふれあい将棋教室が

始まった。こちらのほうには初心者から有段者の子まで集いました。


諏訪先生が大盤を利用して初心者にもわかりやすい問題をクイズ形式で出題。答えがわかった子たちは我先にと手を挙げ解答していました。

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諏訪先生のふれあいこども将棋教室コーナー

そして何か答えてくれたこどもにはうまい棒をプレゼントされ、大喜びだった。


今回から高山将棋教室支部に習いに来ているこどもたちの親御さんらも会場設営やら機材の搬入搬出からディスプレイ、大会の抽選クジ、教室PRチラシの用意などいろいろと準備くださいました。当日も受付から弁当の買い出し、受付業務、賞状のあて名書きなど裏方のたいへんな部分を引き取って分担してやっていただきました。


飛騨高山将棋事情 →受付業務でご活躍中の支部会員親御さんたち

一方岡山県の真庭支部の山崎普及指導員、また京都から元講師のK西先生も応援に来てくれました。


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岡山・真庭から応援の山崎先生の指導対局 こどもの対局を見守る京都から応援のK西先生

一番肝心なこどもたちも常連の子、はじめて参加する子もいましたし、遠くは愛知県春日井や富山県魚津、岐阜市、大垣市などからも来てくれて今回も32名の参加者を数えることができました。塚田先生をはじめ、皆様には謹んで感謝いたします。

午後12時50分から午後のこども将棋大会に参加予定のこどもたちも集まって開会式が始まりました。

冒頭、ウッキー支部長の挨拶に始まり、塚田先生の紹介と選手のこどもたちへの試合に向けての心構えなどアドバイスをいただきました。その後すこしだけ不定玉が大会ルールを説明させていただきました。


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開会式(ウッキー支部長の挨拶)        開会式(塚田九段の挨拶)
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開会式(ルール説明中の不定玉)       開会式(全員で記念撮影)
次は参加者全員で記念撮影!

今回は1対局15分切れ負け戦でスタートしましたが、2局目から進行具合の関係で12分切れ負け戦にさせていただきました。みんな、ごめんね~(^_^;)
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塚田九段の「お願いします!」で試合スタート     大会風景
名人戦は10人しかいなかったため。2局目で連勝者が3名しかいなかったことからすでにここで1~3位まで決定。


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名人戦風景
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新人王戦では22人が参加だったので3回戦が終了した段階で上位混戦模様となった。

なんとこのクラスでは宮ノ腰杏さんと裕吉くんの姉弟決勝戦となりました。


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新人王戦風景
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いざ対局となればそれまで笑い顔だったこどもたちの目が変わった・・・熱戦が繰り広げられた

 (結果は以下のとおり)

  

【名人戦=10名参加】(敬称略)
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  優勝:田中香揮(岐阜市・本郷小6年)

  2位:伊藤優(大垣市・静里幼稚園年長)

  3位:田中優月(高山市・山王小3年)

そしてて熱戦にこたえ・・・4~5位まで表彰

  4位:伊藤奨(大垣市・静里小4年)

  5位:小畑諒晟(下呂市・竹原小2年)


【新人王戦=22名参加】

  優勝:宮ノ腰祐吉(高山市・三枝小5年)          

  2位:宮ノ腰杏(高山市・中山中1年)

  3位:藤原大生(富山県魚津市・魚津愛育園年長)

そしててこちらのクラスも熱戦にこたえ・・・4~5位まで表彰

  4位:藤原悠暉(富山県魚津市・本江小2年)

  5位:竹田佑作(高山市・東山中1年)  

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名人戦の決勝戦はこのまつりの最大イベントであるプロ棋士による大盤解説が行われ店内には足を止めて聞きいってる買い物客も大勢いらっしゃいました。

不定玉は第1回大会から今大会まで毎回棋譜の読み上げをしていて大盤解説を楽しむことはできませんでしたがいつも臨場感ある決勝戦を目の当たりにできる果報者です。
飛騨高山将棋事情 名人戦決勝戦(記録K西、読み上げ不定玉)
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解説塚田九段、聞き手諏訪指導員      対局終わって感想戦

しかしなんですな~、成績を見てましたら、やはり遠征してくる子たちはみなつよい子がおおいですね~^^;アセアセ

優勝した田中君は第1回大会で新人王戦で優勝、当時はまだ2年生でした。そして準優勝の伊藤君は前回大会で新人王戦に出て優勝、今回まだ年長さんですが高山のホープ竜くんに勝つなど只者ではないです。

3位入賞の優月くんは試合での強さを発揮、3位決定戦で勝負強さを見せていた。


新人王戦の決勝はまさかの姉弟対決となりましたが、杏さんの激しい将棋に祐吉くんが受け止めたかたち。
飛騨高山将棋事情 →新人王戦の決勝=姉弟対決

祐吉君は次回から名人戦に上がっていただきます^^


今大会、県小学生名人経験者や倉敷王将戦県代表なども参加しており学年だけでは計り知れない猛者もおりました。


岡山県からきてくださった山崎先生も低学年や年長さんの何人かと指してみて

そのレベルの高さに感心しきりでした。「子どもらしくない将棋をさす・・・びっくりした!」と。


おかげさまで今回も盛況のうちにこども将棋まつりを終えることができました。


優勝~3位までの子には賞状・楯・副賞のジュース1ダース、商品券・塚田先生の扇子が・・・

また4~5位の子にも賞状と塚田先生の扇子が手渡されて大喜びだった


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表彰式・新人王戦の部              新人王戦で優勝した祐吉君にインタビュー
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名人戦で優勝した香揮くんにインタビュー   名人戦で準優勝の伊藤優くんにもインタビュー

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名人戦3位の優月くんもうれしそう・・・     入賞者全員と塚田九段、ウッキー支部長で記念撮影

繰り返しますが、日本将棋連盟棋士・塚田九段、教室会員の親御さん、県外から来てくださった山崎先生、K西先生、バロー高山ショッピングセンター様、そしてたくさんのの参加してくれたこどもたち、付き添いのかたがた、・・・ほんとうにありがとうございました。次回(第9回まつり)は来年の三月の春休みに行う予定です。お楽しみに・・・