会場に入った時はなかなか広いと思っていたのだが、何せ78チームの参加、つまり選手だけでも228人で当然親御さんや我々指導者、大会役員の方を含めると400人は下らないところ。
今回から全体を5ブロックに分け、その中で勝ったチーム同士の対局をするという方式でした。
飛騨支部こども将棋教室Aチーム(大将:小畑諒晟さん 副将:宮ノ腰祐吉さん 三将:宮ノ腰杏さん)は●ブロック、またBチーム(大将:野崎竜成さん 副将:田中優月さん 三将:村中洸太さん)はDブロックでの対局となった。
応援団として住所不定玉と諏訪陽炎指導員、諒晟s父さん、洸太s父さん 優月s母さんの豪華キャスト(笑)^^否が応でも盛り上がるでしょ^^;
対戦相手チーム
Aチーム:1回戦 西はりま天文台将棋教室Aチーム 大将○ 副将○ 三将●
総合 2回戦 若駒会Eチーム 大将○ 副将○ 三将●
3-2 3回戦 あらたま子供将棋教室Aチーム 大将● 副将● 三将●
銅賞 4回戦 西部道場支部Bチーム 大将● 副将● 三将●
5回戦 かわきょーふらいでぃチーム 大将○ 副将● 三将○
Bチーム:1回戦 南丹将棋同好会Bチーム 大将○ 副将○ 三将○
総合 2回戦 芦屋市こども将棋教室Bチーム 大将○ 副将○ 三将○
4-1 3回戦 あらたま子供将棋教室Bチーム 大将○ 副将○ 三将○
銀賞 4回戦 明石将棋センターAチーム 大将● 副将○ 三将●
5回戦 あらたま子供将棋教室Aチーム 大将○ 副将● 三将○
全体の成績はここ→ポチッとな^^
(寸評)
今回Aチームは初出場者で編成、8級~12級のメンバー。前日までの予想ではなんとか1勝、2勝できればよくやったといってあげようと思っていました。
諒晟くんは1年生ながら場数を踏んでおりある程度星も読めそうだったが、あとの二人は大会の実践不足が心配だった。特に杏さんには対局が始まる前から、とにかく気持ちを楽にして対局を楽しむようにとアドバイス。
1回戦、2回戦をなんと大将・副将の二人が連勝、それはそれで凄いと喜んでいたのだが杏が負け、そして涙を流した。おそらく自分だけまけていたことが悔しかったのだろうと思う。
その後3~4回戦は力負けで3人とも星を落としたがそのあとにドラマが待っていた。
まず副将が投了、そのあとなんとか粘って大将が勝ち、銅賞は三将の腕にかかった。杏は真剣そのものだった。
もちろん相手も真剣だ。とうとう大熱戦となり初めて時計が入った。指し手はその仕草から慎重そのものだとわかった。ちょっと目を離してBチームをみていたところ、杏がほっとした表情でこちらに向かってほほ笑んでくれた。
「お~、やったか!よかった~!!」相手チームのいないところでAチームのメンバーに「銅賞おめでとう、すごいな、すごいよ、よくやった」と小さな?声で言ってよろこんだヽ(゚◇゚ )ノ
でも今日の杏はなぜか一番光って見えた。この時の涙と笑みはきっとこの子は強くなると感じた。
来年は必ず天童へいこう!あとで杏が優月s母さんにポツリと、「時計が入って迷ってる時間もないし踏ん切りがついたのがよかった」と。これからは迷わず自信を持って指してネ(^O^)
副将の祐吉もなかなか隙がない将棋が指せるようになってきておりこの子も伸び盛り、大将の諒晟は4回戦で2敗目を喫した時は涙していたが、最終戦を勝って3勝をあげ1年生ながらチーム大将として十分役割を果たした。
あらたま将棋教室の先生も「1年生でこれほどとは・・・」と褒めていましたよ。私も諏訪先生も昇級、考えています(@_@)
さてBチーム、こちらの方は前回81チーム中28位の3勝2敗であったので今回は4勝(1敗)を目標にしていた。 願いは研○×員のいる鬼ブロックに入らねばいいのだがというのが本音だった。成績結果は予想どおりとなった。
1回戦が始まる前、相手チームの女の子が練習しない?と誘ってきたが竜成くんは「ダメ!絶対しない」とこども同士のやり取りが微笑ましい。さすが大将だけのことはあるね、やるね~。特に1回戦が始まる前は緊張するものだがこういう雰囲気もいい。
1回戦、は3人揃って勝ち。幸先の良いスタートだ。
続いて2回戦も全員勝ち、さすがに3回戦は相手も強いチーム(あらたまB)でここまで5勝1敗、3人に耳打ち、
竜成には終盤かっこよく決めようにと。優月には腰を落として序盤からよく考えていくこと。特にポカをしないようにと。洸太には悪くなってから考えるのではなく悪くならないようにするために時間を使うようにと夫々助言した。
まず洸太が相手の居玉をとがめつるし桂で勝ち、続いて優月も例の戦法で勝った、残るは大将戦、遠くで観ていたら相手のこが頭を下げた。「おっしゃ~!これで9個目の白星じゃ~」
なんか乗りに乗ってるのは選手じゃなくってわたしだったかもしれない。どこかのブログに「大人げない指導者」と書いてあったがまあその分「気持ちが入っている熱心な指導者」ということで許して・・・¥^^
4戦目は明石A、かなり強そうだ。ところが副将戦で優月が相手が自分の十八番をしてきたところ逆手にとって
あっという間に勝勢を築いてしまった。最後も鮮やかに決め、終盤の優月を見せてくれた。まず1勝。
しばらくして三将戦で洸太が投了。この日洸太は自分の得意戦法を使わなかったようだ。それでいて結果4勝1敗は見事でした。
さて大将戦のみ残った。序盤相手が先攻、そこを反撃しようとしたが抑え込みに入られ棋勢を損ねてしまった。
こうなると駒損を重ねてしまい最後はぴったり詰められてしまった。残念、これで金賞の芽はなくなったが、あと1つがんばろうということで・・・
5回戦はあらたまAと。あらたまの主戦チームだ。
今度は副将の優月が例の秘密兵器を繰り出したが不発に終わり、そのまま非勢に・・・駒をボロボロとられ、終わってみれば大差の将棋。ダメかと思ったが、一番向こうで指していた洸太が勝ってしまった。「お~~~、 これは^^」が本当の気持ち。大将戦は大熱戦となったが最後は竜成が鮮やかにピッタリ決めてくれた。 2-1で4勝目、とうとうやりました「銀げっと!」これまで個別レッスンをやった甲斐もありましたか^^;
次回は金が狙えるようにさらに研さんを積みましょうね!
こういう大会での楽しみの1つに他の教室の先生がたと情報交換ができることです。
私はそういうことは大好きな方ですw
あらたまの先生と少し話す機会があったが、うちのこどもたちの対局時の姿勢がいいと盛んにほめていただきました。先生も岐阜県出身だそうで岐阜の子供たちの将棋には興味があるとのことでした。また今後ともよろしくお願いします。
それから水島こども将棋教室の先生がたとも教室運営のことなど意見交換ができたことは大変有意義であったと思います。これからもどうかいろいろご教授いただければと思います。
浦野先生とも普及のことや指導対局の件でお話ができました。
最後に指導棋士の岡本二段とツーショット、今日は1日おいそがしさんでご苦労様でした。先生とは10数年前に彼がまだ小学生のころある場所で将棋を教えていた?時期もありで再会は懐かしくもありうれしいものだった。
片道310キロの道のりは大変だけどこどもたちが新しい経験を積んでくれて一回り大きくなることや練習の成果を出してくれたこと、他の指導者の先生たちと話ができたこと、道中、親御さんといろんな会話ができたことは本当に疲れを吹き飛ばしてくれました。みなさんお疲れ様でした~!そして最後まであきらめずに頑張ってくれたこども選手のみなさん、たくさんの感動をありがとう!本当にありがとう^^





















