私がある時勤務していた園は、体育指導として、専門の先生が一緒に年中クラスの時から基礎的な運動能力を上げられるように週に一度、体育教室があっている園でした
運動会では花形として年長児は鉄棒で逆上がりを披露していました
1人は運動が大好きな子
みんなの憧れの的🎯でした
1人は運動が、まぁまぁ好きな子
のんびり屋さんな子でした
逆上がりの練習初日。
指導員がコツを一人一人教えていた時、みんなの憧れの子は、ヒョイと逆上がりが出来ました
拍手喝采👏
のんびり屋さんは、やはり一回では逆上がりはできません。
クラスの子ども達、みんなそうでした。
数ヶ月が流れ…毎週逆上がりの練習をする中、いつもの流れで、みんなの憧れの子を見本としてみんなの前で逆上がりをしてもらいました…
ところが…先週までできていた逆上がりができません💦
あれ?あれ??と、焦る憧れの子
すぐさまフォローを入れたのですが、その日を境目に、憧れの的だった子は逆上がりができなくなりました
運動会まで、あと少し…
のんびり屋さんの子は、なかなか思うようにできない逆上がりが悔しくて、毎日、母親と公園で練習をするだけでは足りず、とうとう誕生日プレゼントに鉄棒を買ってもらいました‼️
暇があれば園でも練習を重ねていました
他の子が出来るようになって、悔しい顔をしつつ、めげずに頑張っていました
憧れの子は、もともと練習をする子ではなかったので、その日以来、鉄棒には触らず、母親が促しても嫌がって鉄棒をしませんでした…
運動会前の数日前。
のんびり屋さんはとうとう逆上がりが出来るようになり、さらに練習を重ねスイスイ披露
憧れの子は、結局逆上がりができなくなり、保護者からは、鉄棒を泣いて嫌がるのでさせなくてもいいです…という相談がありました…
うさぎとカメのような出来事でした。
それでも説得して、憧れの子も本番には逆上がりが出来るようになりました
久しぶりに逆上がりが出来た時は、その子と抱き合って泣いて喜びました
子どもの力…信じていきたいですね