「子供を殺してください」という親たち
というタイトルの漫画を読んだ。
たまたま目について読む機会があったから読んだのだが
この中では統合失調症や、アルコール依存症の人間が扱われていた。
僕の祖父はアルコール依存症で亡くなったし
僕の祖母は統合失調症である。
そんな2人とともに僕は思春期を過ごした。
思春期が人間の性格やら見た目に与える影響は
かなり大きい。
前に自分の写真を見返す機会があったが、まぁ、
とにかく変化の変わりようがすごいのであった。
幼稚園のまま成長しておけば良かったものを……。
中学時代僕自身精神的に不安定になっており
引きこもり+独り言+奇行+妄想というマイナス要素のオンパレードだった。
この漫画の登場人物が自分だったかもしれないと思う。
それだけ共感と言うか、共通点を彼らから見出すことが出来たのだ。
学校は社会だという。
僕が劇的に代わったのは大学生活によるところが大きいが、
それでもきっかけとなったのは高校時代最後の年である。
誰かが誰かを受け入れてくれる、集団に受け入れられるというのが
どれほどに精神を安らかにさせるのか。
自分は誰かを受け入れることが出来るだろうか。
みんなにしてもらったことを、他の求めている誰かに
与えることが出来るのだろうか。
おせっかいのなのだろうか。
人と関わるのが怖いけれど、人と関わっていきたいと思うことが多々ある。
二律背反的な思いを抱えながら生きていかないといけない。
人間は今しか見えない。
所詮未来のことは予想と妄想で成り立たせるしかないのだから。
苦しい。